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「え、心蘭…ですか？」
「そー。小エビちゃんってぇ、いつもなんであんなにビクビクしてんのー？」
「えーと？」
図書館で面白そうな本を見つけた俺は、心蘭達が寮に戻るのを見送ってしばらくの間を図書館で過ごしていた
そんな時にこのフロイド先輩がやってきたのだ
「ビクビク、ねぇ…。まあ、心蘭がビビんのは今に始まったことじゃないし、どっちかって言うと害を及ばすような奴は人間は苦手だってことかな」
「えー。オレ、小エビちゃんいじめたりしねぇし」
「そりゃあね。アンタは心蘭を気に入ってるから
けど、心蘭にとっては怖い生き物なんだよ」
「どーゆうこと？」
「…魔法が使えるってだけでアウトな世界に、何の抵抗もできない子が放り出されたら、そりゃあ怖いに決まってるじゃん」
「でもぉ、サバちゃんやカニちゃんもいんじゃん」
「それは心蘭が本能的にこの2人なら大丈夫ってわかったからですよ」
ペラリとページをめくり、「俺もそう思いますし」と言えば、ぶっすーと頬を膨らませた
「本能的にわかるってなにー？」
「…心蘭は、男の人に襲われたんですよ。中学上がってすぐに」
「…は」
「殴られて蹴られて、なんなら組み敷かれたそうですよ
俺はその時は知らなかったけど、心蘭が俺に懐いてすぐに教えてくれました
心蘭を襲った人間はすぐに捕まりましたけど、それでも傷ついた心を元に戻すなんて無理だ」
怖がりで泣き虫なのは、そー言うことがあったせいでもある
「お兄さんが毎日励ましてくれてはいましたけど、男の人が怖いって言うのは拭えない
一生付き纏う…だから、エースとデュースと会った時は感じたと思いますよ
この人達なら大丈夫だって」
パタンと本を閉じて、本棚に押し戻し、違う本を手に取った
「俺に懐いたのはすぐだし、渚に懐いたのもすぐだった
けど、フロイド先輩に懐くのがなかなかないってことは………」
「？」
どー考えても、フロイド先輩の日頃の行いのせいだろう
俺が喧嘩してるのは見慣れてしまっただろうけど、この人の喧嘩、絶対えぐい
俺よりしつこいだろうし…
「…オレ、仲良くできるかな」
「できますよ。少なくとも、受け答えしてくれてる時点でなら」
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雪華 - 好きなポケモンは何ですか?私はイーブイとワンパチとユキメノコとヒトモシとピカチュウです。 (2020年10月7日 17時) (
レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2020年10月7日 17時) (レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)
音符(プロフ) - むっちゃ好きです！続き楽しみにしてます！！ (2020年9月26日 20時) (レス) id: 27532e9d38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年9月21日 0時
