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27話 ページ42

日下部「だから公安警察しかいない時に爆破し、死亡者が出にくいIoTテロを選び、カプセルを落とす地点もあそこを選んだ!」

と、赤煉瓦造りの建物の向こうにそびえる黒い建物、警視庁を見上げる

コナン「警視庁を停電させたのは、中にいる民間人を避難させるため?」

コナンの問いに、日下部が「ああ」と頷くと、安室は日下部の腕を離した

安室「そうか。ここへ来るまでの道でIoTテロを起こしたのも、入ってくる人を止めるため……」

『それでも、誰かが犠牲になる可能性は十分にあったはずです!』

力なくうなだれる日下部に音風が言うと、日下部は音風を睨んだ

日下部「正義のためには多少の犠牲はやむを得ない!」

「『そんなの正義じゃない!』」

コナンと音風が叫んだ

自身が信じて疑わなかったものを真っ向から否定された日下部は、がくりと膝を折り、両手を地面についた

日下部「……私の……私の『協力者』だって、犠牲になった……!!」

コナン「羽場さんは」

日下部「……!」

コナン「やっぱり、あんたの『協力者』だったんだね」

コナンの言葉に、日下部は驚いて顔を上げた

日下部「な……なぜ、それを……」

『スマホの暗証番号ですよ』

音風とコナンは東京地方裁判所の廊下で日下部とすれ違った時のことを思い浮かべた

あの時、ピッポッパ……とトーン信号が聞こえて振り返ると、日下部ぎスマホのロックを解除するために5桁の暗証番号を入力していた

コナン「あれは『88231』と打ち込んだ音だった
珍しくて気になったけど、入力する音を消してなかったのは忘れないため?

『羽場二三一』を」

日下部は「……違う」と首を横に振り、安室と音風を指差した

日下部「コイツらへの復讐心を肝に銘じるためだ!」

敵意を向けられた安室は動じることなく、淡々と答えた

安室「公安警察の『協力者』は全てゼロに報告され、番号で管理される」

『だけど、公安刑事同士は互いの『協力者』を知らない』

安室「まして『協力者』を抱えている公安検事がいたなんて、去年まで知らなかった」

日下部「だからあの時、私の『協力者』を簡単に切り捨てたのか!」

激しい怒りに肩を震わす日下部にコナンは「なるほど」と言った

コナン「裏があったんだね。去年、羽場さんが起こしたあの窃盗事件には……」

日下部「あれは…」

コナンを振り返った日下部は、地面に視線を落とした

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サッカーバカ(プロフ) - チーズたまごさん» ありがとうございます!ゆっくり更新ですが、よろしくお願いします! (2019年3月16日 19時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
チーズたまご - いっつも楽しく読んでます!ゼロの執行人大好きなので続き楽しみです!更新待ってます! (2019年3月16日 15時) (レス) id: 798822fad1 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 麗さん» 本当ですか!?沢山の方にお気に入りにしてもらって嬉しい限りです!! (2018年12月17日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
- 暗殺教室、名探偵コナンともに私好きなお話なのでとても続きが楽しみです! (2018年12月17日 10時) (レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年12月5日 23時

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