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26話 テロの犯人さん ページ40

コナン「それはNAZUの地上局で見られるデータだよね

テロの犯人さん」

「!?」

スマホの持ち主、日下部が驚いて袖を掴むコナンを見下ろした

安室「まさか、日下部検事、あなただったとはね」

安室はスマホを持った手を下ろした

日下部「……なんだね、君たちは」

日下部はコナンの手を振りほどいた

職員たちが次々と外へ出て行き、東京地検のロビーは人気がなくなりいつの間にか4人だけになっていた

『もっと早く気付くべきでしたよ
あなたが申請した証拠一覧を見た時に……』

音風は証拠一覧にあった現場鑑識写真を思い浮かべた

ナンバリングされた写真の中に『不詳』と書かれた黒っぽいガラス片の写真があった

写真を見た時、コナンも音風も何処かで見たような気がしたが、あれは圧力ポットのタッチパネルの部分だったのだ

『あのガラス片は、犯人しか知り得ない本当の発火物の一部だったんです
あなたはそれを証拠申請にしてしまった…

発火物がまだ『高圧ケーブル』たと思われていた時にね!』

「!!」

日下部はビクリと肩を跳ねあげた
その時、新一のスマホが振動した

コナン「ナイスタイミング」

コナンはスマホを取り出し、メーリに添付された書類を開いた

コナン「去年起きた『NAZU不正アクセス事件』の公判資料だ
あんたが担当した」

コナンは画面をスワイプして、『検察官 日下部誠』と書かれた箇所を見せた
安室がそうか、と頷く

安室「その事件の手口は、ノーアを使った不正アクセス…」

コナン「自分が担当した事件の手口を使って、サイバーテロを働いたんだよね?」

日下部は答えなかった
ただ、その表情は明らかに狼狽していた

『でも、それに誤算が生じた』

安室「NAZUではすでに犯人を追跡するシステムが完成していた」

安室の言葉にコナンと音風は小さく頷き、日下部に目を向けた

コナン「それを知ったあんたは、バグを作ったノーアでアクセスし、IoTテロに見せかけて上司のスマホを発火させたんだ
そのダミーを警察に特定させるためにね

だから、IoTテロのタイミングが妙だったんだね」

コナンが言い終わると同時に、日下部が安室に突進した

タックルするように腕を絡みつき、スマホを奪う

日下部「私のものに勝手に触れるな!」

『待ちなさい!』

日下部「退け!」

『っ!』

安室の胸をドンッと突いた後、音風を押し飛ばし、日下部は逃げ出した

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サッカーバカ(プロフ) - チーズたまごさん» ありがとうございます!ゆっくり更新ですが、よろしくお願いします! (2019年3月16日 19時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
チーズたまご - いっつも楽しく読んでます!ゼロの執行人大好きなので続き楽しみです!更新待ってます! (2019年3月16日 15時) (レス) id: 798822fad1 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 麗さん» 本当ですか!?沢山の方にお気に入りにしてもらって嬉しい限りです!! (2018年12月17日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
- 暗殺教室、名探偵コナンともに私好きなお話なのでとても続きが楽しみです! (2018年12月17日 10時) (レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年12月5日 23時

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