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安室「そのために『協力者』になってほしい」
安室は左手でハンドルを握ったまま、右手のジャケットのポケットを探り、潰れた盗聴発信機を見せた
安室「こんな凄いものを開発する博士に」
コナン「何するの!?」
『協力者にするのは構いませんが、降谷さんの考えを聞かないと…』
博士を危険な目に遭わせてしまうのでは、と思った音風が横を見て言う
コナンが尋ね、音風も尋ねる
安室は意味深にニヤリと微笑んだ
安室「死んだ人間を、よみがえらせるのさ!」
旧校舎
茅野「え?避難?」
烏間「ああ、今から君達にはエッジ・オブ・オーシャンに避難してもらう!
はくちょうの落下地点が警視庁とわかった以上、ここも避難区域に入っているんだ」
カルマ「ここからエッジ・オブ・オーシャンまで30分…
ギリギリなんじゃないの?」
烏間「なので、防衛省が用意したバスに乗ってもらう
急ぐんだ!」
烏間の声で生徒たちはカバンを持ち、急いで教室を出て坂道を下った
バスに乗り込み、エッジ・オブ・オーシャンへ向かう
茅野「どうしたの、渚?」
渚「うん。降矢さんに、避難すること教えておこうと思って」
渚は、スマホから個人ラインに避難の内容を細かく送った
コナンと安室、音風は警視庁の近くまで来ていた
路肩のあちこちに停まっている大型人員輸送車には続々と人が乗り込み、その周りには何台もの車が乗り捨てられている
コナンはスケボーをスライドさせて止まると、ある建物に向かって走り出した
安室も車を停めて走り出す
音風はバイクを乗り捨て、ヘルメットを放り投げてコナンとともに走り出していた
建物からはスーツ姿の人々が流れてて来て、3人は人並みに逆らうようにロビーへ入った
スマホを切った安室と音風が前を走るコナンに告げる
安室「NAZUはコードを送り続けているが、やはり探査機にアクセスできないようだ!」
『コナン君、早くコードを聞き出さないと…!』
コナン「わかってる!」
3人は走りながらすれ違う人々を確認した
すると、押し寄せる人波の中に見覚えのある人物がいた
誰もが一目散に出入り口へ走る中、1人だけスマホを見ながら歩いている
コナンは立ち止まった
その人物とすれ違う瞬間、腕を伸ばしてスーツの袖を掴む
持っていたスマホがカシャーンと音を立てて床に落ちた
安室は落ちたスマホを拾うと、その画面をコナンたちに向けた
真っ黒な画面に数字とアルファベットが羅列し、その中央には大きく『ERROR』の文字がある
26話 テロの犯人さん→←25話 死んだ人間をよみがえらせる
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サッカーバカ(プロフ) - チーズたまごさん» ありがとうございます!ゆっくり更新ですが、よろしくお願いします! (2019年3月16日 19時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
チーズたまご - いっつも楽しく読んでます!ゼロの執行人大好きなので続き楽しみです!更新待ってます! (2019年3月16日 15時) (レス) id: 798822fad1 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 麗さん» 本当ですか!?沢山の方にお気に入りにしてもらって嬉しい限りです!! (2018年12月17日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - 暗殺教室、名探偵コナンともに私好きなお話なのでとても続きが楽しみです! (2018年12月17日 10時) (レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年12月5日 23時