検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:85,210 hit

23話 復讐は終わってない!! ページ32

コナン「ああ、鏡子先生が弁護した…」

コナンと音風は鏡子の取扱事件記録を思い出した

『NAZU不正アクセス事件』…去年、日本人がNAZUのコンピューターに不正アクセスした事件だ

白鳥「それがきっかけで、ノーアユーザーを追跡するシステムがNAZUで完成したんだ早速明日から解析してもらいます。
NAZUは今日、太平洋に〈はくちょう〉を着水させるミッションに追われてますからね」

コナン「あ、それ無人探査機のことだよね?」

白鳥「ああ。そんな日とサミットが重なって、警視庁も大わらわだよ」

白鳥がそう言って苦笑いした

コナン「そっか。サミットも今日から…」

〈NAZU不正アクセス事件〉〈はくちょう〉〈サミット〉

それらの言葉が交差した時、鋭い衝撃が頭を貫いてコナンと音風はハッとした
それまで漠然と記憶されていたものが、反射的に浮かんで頭の中を駆け巡る

“サミット前に現場を点検することになっていて、爆発の時は公安部が担当だったんだ”

“はっきり言って、検察の公安は警察の公安に歯が立たないの”

“だから、起訴にも『公安的配慮』が働くときがあるの”

“公安警察はね、沢山の〈協力者〉を持ってるの”

風見に仕掛けた盗聴器から聞こえてきた、鏡子のスマホの着信メロディ

“君の言う、安室という男は……人殺しだ”

“しかも羽場は送検された後、拘置所内で自 殺しています”

〈羽場二三一〉〈5月1日〉〈拘置所にて自 殺〉と書かれた調査報告書

日下部検事がスマホの暗証番号を入力した時の音

“あ。ボク、この事件知ってるよ。『NAZU不正アクセス事件』”

“IoTテロ?”

“ネットにアクセスできる電化製品を無差別に暴走させてるんだ”

“罪の詳しい手引書みたいなもんだよねぇ”

“あったわよ、合致するものが”

現場鑑識写真の中にあった〈不詳〉と書かれたガラス片の写真

“これ、どこかで見たような…”

そんな、まさか…ここに至るまでの出来事が脳裏に去来して、2人はとんでもない結論を掴んだ

コナン「緑さんっ!!」

テーブルに広がった資料をまとめていた緑は、いきなり大声で呼ばれて「ひゃあ!」と飛び上がった

コナン「〈NAZU不正アクセス事件〉の詳しい資料をすぐにスマホに送って!」

栗山「え?」

『コナン君!!』

コナン「って、新一兄ちゃんが言ってた!」

慌てて付け足したコナンは、ドアを開けた音風に続いて走った
戻ってきた蘭の横をすり抜けて、部屋を出る

蘭「あ、2人とも!これからお父さんを迎えに警視庁に行くんだけど!」

23-2→←22-3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
150人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

サッカーバカ(プロフ) - チーズたまごさん» ありがとうございます!ゆっくり更新ですが、よろしくお願いします! (2019年3月16日 19時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
チーズたまご - いっつも楽しく読んでます!ゼロの執行人大好きなので続き楽しみです!更新待ってます! (2019年3月16日 15時) (レス) id: 798822fad1 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 麗さん» 本当ですか!?沢山の方にお気に入りにしてもらって嬉しい限りです!! (2018年12月17日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
- 暗殺教室、名探偵コナンともに私好きなお話なのでとても続きが楽しみです! (2018年12月17日 10時) (レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年12月5日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。