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蘭と英理は驚いて顔を見合わせた
「お母さん！」と蘭が英理に抱きつき、その頭を英理が優しく撫でる
白鳥「拘置所に迎えに行きますか？それとも警視庁へ？」
『なるべく早く会える方で…今の蘭はおじさまに会いたいですから』
コソッと耳打ちをした音風は白鳥にそう言うと「わかりました」と白鳥は笑顔で頷いた
白鳥「…はい。手続きが済み次第身柄を警視庁に移送してください」
英理「ありがとう、音風ちゃん」
『いいえ！』
ニコッと微笑むと、コナンは抱き合って喜ぶ蘭達を微笑ましく見つめた
コナン「よかったね、蘭姉ちゃん」
蘭「うん、ありがと」
顔を上げた蘭は涙ぐんでいた。「新一や園子にも教えなくっちゃ」嬉しそうに小走りで部屋を出ていくのを見て、新一のスマホに電話がかかってくると思ったコナンもドアに向かおうとした
すると
栗山「ところでこれ、どうしましょう？羽場二三一を検察官が取り調べた調書なんですけど…」
緑が封筒から別の書類を取り出した
調書を受け取って英理が目を通していると、電話を切った白鳥が近づいて覗き込んだ
白鳥「あれ、この人…」
調書にある『岩井紗世子』の名前を指差し
白鳥「スマホの発火で火傷した岩井検事」
紗世子の肩書には『主任検察官』になっていた
『確か去年は主任検事でしたね』
白鳥「えぇ。でも今は統括検事で、同期だった日下部検事の上司ですよ」
「そうです」
ドアの方から声がしてコナン達が振り返ると、いつの間にか傘とバックを持った鏡子が立っていた
橘「岩井検事は、妙なことに羽場二三一の窃盗事件がきっかけで出世したんです。
ところで、これは？」
鏡子はテーブルに置いてあった調査報告書を手にとって掲げた
橘「なぜ私や私の元事務員をお調べになっているんですか？」
栗山「えっと…」
緑が答えに困っていると、英理が「ごめんなさい」と助け舟を出した
英理「先生のこと、よく知っておきたくて、私が栗山さんにお願いしたの」
英理達に険しい眼差しを向けていた鏡子は、調査報告書を読み始めて何枚かめくった
橘「……よく調べてある。あなたも優秀な事務員のようね」
鏡子に近づいたコナンが「あなたも？」と言った
コナン「まるで羽場さんもそうだって言ってるみたいだけど
その人は携帯ゲームを盗もうとして、鏡子先生の事務所を潰した悪い事務員さんだよね？」
橘「あれは二三一のせいじゃない！」
声を荒げた鏡子はハッと我に返ると、
橘「私が…無力だったから…」
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サッカーバカ(プロフ) - チーズたまごさん» ありがとうございます！ゆっくり更新ですが、よろしくお願いします！ (2019年3月16日 19時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
チーズたまご - いっつも楽しく読んでます！ゼロの執行人大好きなので続き楽しみです！更新待ってます！ (2019年3月16日 15時) (レス) id: 798822fad1 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 麗さん» 本当ですか！？沢山の方にお気に入りにしてもらって嬉しい限りです！！ (2018年12月17日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - 暗殺教室、名探偵コナンともに私好きなお話なのでとても続きが楽しみです！ (2018年12月17日 10時) (レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2018年12月5日 23時
