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『じゃあ、お願いね』
コナン「ああ」
バイクに乗りコナンと別れると、音風は椚ヶ丘中学校の旧校舎に戻った
昼休みも終わり授業までもう少しというところだった
カルマ「遅刻しかけだよ?」
『あはは…』
渚「……」
『渚君、どうしたの?』
カルマ「ビッチ姉さんのキスでやられたんだよ」
『?』
カルマから事情を聞いた音風は『中学生には刺激的ね』と苦笑いした
イリーナが入ってくると、音風は席に着きスマホを取り出した
コナン『姉ちゃん、聞こえてる?』
『(カツカツ』
コナン『よし』
コナンのスマホから警視庁の大会議室の声が聞こえる
風見『我々公安部の捜査の結果、爆破現場への不正アクセスに『
黒田『ノーア?』
黒田の声が聞こえ音風はメモ帳を取り出しカチカチとシャーペンで『Nor』とメモを取った
風見『IPアドレスを暗号化し、複数のパソコンを経由することで辿れなくするブラウザソフトです』
『(ブラウザソフト…と)』
黒田『ノーアの匿名性は解除できないのか』
黒田の問いに、風見は『原則的にできません』と即答した
『(匿名性を解除は原則的にできない…)』
風見『ただ、ノーアのブラウザに構成ミスやバグがあれば、ユーザーを特定できる可能性があるそうです。
逆に言えば、犯人のノーアブラウザにこちらから脆弱性を作れば、終える可能性があります。
現在、我々公安部でサーバーを辿り、ユーザーが特定できる可能性を探っています』
目暮『ノーアだかなんだか知らんが、毛利君にそんなことできるかね』
『(おじさんはパソコン音痴…できるわけないと思うけど…)』
イヤホンから聞こえる目暮の声に音風は『ノーアは素人でも使えるはず』と紙に書いた
風見『ノーアは素人でも簡単に使えます』
風見の冷たい声が聞こえると『やっぱりー』と呟いた
刑事部がざわめいているのが聞こえる
何が何でも小五郎を犯人にしようとする公安部の強引なやり方に誰もが疑問を抱き始めていたのだ
その時、風見のズボンのポケットから着信振動がしたスマホを取り出した
風見『……すみません。招集がかかりました。一時、退席します』
黒田が『うむ』と頷くと、風見が大会議室から出て行く音が聞こえた
音風は椅子の背もたれにもたれると、『(カツ』と指で音を出した
コナン『招集って、なんだ?』
『さあ』
と音風も首を傾げた
『捜査会議の盗聴かな?』
『ゴホッ、ゴホッ!!』
カルマ「何してるの?」
『び、ビックリしたぁ』
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サッカーバカ(プロフ) - チーズたまごさん» ありがとうございます!ゆっくり更新ですが、よろしくお願いします! (2019年3月16日 19時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
チーズたまご - いっつも楽しく読んでます!ゼロの執行人大好きなので続き楽しみです!更新待ってます! (2019年3月16日 15時) (レス) id: 798822fad1 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 麗さん» 本当ですか!?沢山の方にお気に入りにしてもらって嬉しい限りです!! (2018年12月17日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - 暗殺教室、名探偵コナンともに私好きなお話なのでとても続きが楽しみです! (2018年12月17日 10時) (レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年12月5日 23時