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18-5 ページ14

安室「事故で処理されれば、令状一つ取れなくなる」

棚の向こうの風見も買い物客を装うように、お菓子の袋を持ち上げた

風見「公安なら、令状なしの違法捜査もできるはずです」

安室「だからこそ、合法的な手段も残しておかないと、自分の首を締めることになる」

小麦粉をもう一つカートに入れた安室は、商品を見るふりをして棚の向こうの風見に目を向けた

安室「自ら行った違法な捜査は、自らカタをつける。それが公安だからな」

その頃。買い物客で賑わう大型スーパーの出入り口のそばで、コナンと音風が2人立っていた

風見『しかし、合法的に事件を公表するか、違法に隠蔽するかを決めるのも、我々公安のはずです』

盗聴器になっている犯人追跡メガネのツルの先から、風見の声が聞こえて来た

安室「もちろんだ。ただし、どちらが最も日本を守ることになるかを考えた上でな」

巨大な棚を挟んで風見と向かい合っていた安室は、カートを押して歩き出した
すると、「あ、安室さーん!」と梓が駆けてきた

安室「店員さんに教えてもらったとこには、普通のアイスしかなかった!」

安室は「ああ」と笑顔を向けた

安室「店員さんに聞くときに『業務用アイスクリーム』って言わないと、あれはきっと売り場別ですから」

梓「あ、そっか」

笑いながら店員のところへ向かう2人を棚越しに見た風見は、逆方向に歩き出した

梓「あ、そういえば音風さんは?」

安室「そういえば、卵を買いに…「あれ、音風さんじゃん」ん?」

『あら、カルマ君』

いつの間にか店に入っていた音風が手に卵を持っていた
そこには買い物カゴを持ったカルマが私服で音風と立っていた

カルマ「音風お姉さんも買い物?」

『ええ、ポアロの買い出しにね』

カルマ「へぇー、ポアロって米花町なんだよね?」

『えぇ、カルマ君ちっとも来てくれないんだから…』

カルマ「あははは…ごめんね。月風ちゃんに聞いて行こうと思ったんだけど、道があんまりわかんなくてさ」

『あら、今度案内するわ。月風ちゃんに言って、待ち合わせしましょう』

カルマ「え、連絡先交換してくれないの?」

『私のスマホ、あまり簡単に連絡先を交換できるような機能じゃないの…ごめんなさいね?』

カルマ「んーん、音風お姉さんに会えただけで嬉しいや」

カルマが微笑むと『あら』と音風はカルマの鼻先を小突いた

『大人をからかうんじゃありません』

カルマ「あはは」

19話 外国語の臨時講師→←18-4



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サッカーバカ(プロフ) - チーズたまごさん» ありがとうございます!ゆっくり更新ですが、よろしくお願いします! (2019年3月16日 19時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
チーズたまご - いっつも楽しく読んでます!ゼロの執行人大好きなので続き楽しみです!更新待ってます! (2019年3月16日 15時) (レス) id: 798822fad1 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 麗さん» 本当ですか!?沢山の方にお気に入りにしてもらって嬉しい限りです!! (2018年12月17日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
- 暗殺教室、名探偵コナンともに私好きなお話なのでとても続きが楽しみです! (2018年12月17日 10時) (レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年12月5日 23時

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