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影山side







ワイワイと出ていった坂城を見送ると、「ホント、暑いのによく動くね」と月島は呆れた目で見送っていた









「…お前、坂城のこと」

「……昨日も言ったでしょ
アイツにはあれ以上の感情はない…確かに、アイツが僕を好きならそれで構わないけど…これから先困るのは王様だけだ」









喧嘩売ってるってことでいいのか?









「…君たち、こんなところでなにしてる?」

「!」

「えっと…」

「ああ、すまない。烏間という者だ。イリーナはいるか?」

「あら、カラスマ。どうしたのよ」

「報告書を取りに来た」

「ああ、これね」









イリーナさんが手渡した茶封筒を受け取った烏間さんは、「彼等は?」とイリーナさんに聞いた









「あいつらなら空き地で遊んでるわ
ホンット、元気なガキどもだとこと…卒業してもう3、4ヶ月は経ったけど…時間は早いわね…」

「…奴も、そう思ってるだろうな」

「…ねぇ、それよりもあの件大丈夫なの?
あいつ、脱走しかねないっていう話…」

「……セキュリティの強化は提案されているが、すぐにはできないかもな」

「…もう、放っておいてあげてほしいわ…
あんなに泣いたガキども、初めて見たもの…」









悲しげな表情のイリーナさんは、「それもこれも」とまた口を開いた









「あのえろダコが余計なモンばっか残すからね」

「…そうかもな」









怒っているわけでも、呆れているわけでもなんでもない




純粋に、ただ…まるで…









「あっつーーーーー」

「あら、もう終わり?」

「あちー…クーラーつけてよ、ビッチ姉さん」

「うるさいわ!! 食堂で涼みなさいよ
カラスマの奢りがあるから」

「「ありがとうございます!!」」

「暑いからな。ゆっくり休むように」

「「はーい」」

「めーしめしめし」

「ちょっと、手洗いしてよね!」









ゾロゾロと戻ってきたのは数人









「あんた達だけ?」

「カルマと透留は途中でどっか行った」

「あいつらも元気ね…」

「帰ってくるの多分夕方だよ。渚もついてったしな」

「危険なことじゃないのは確かね」

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お稲荷大好き(プロフ) - いやぁーいっすねー!夢主ちゃんの性格ドストライクですわ、、もちろんストーリーもですよ?      これから勝手に更新楽しみにさせていただきます!頑張ってください! (2020年8月5日 23時) (レス) id: 81eca2f435 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2020年8月5日 19時

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