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11-2 ページ49

「あーーー!! 新発売のリンゴ!!」

『……………うるさい』

「俺も買おうとしてたのに…お前ぇ…アイス食ったの根に持ってるだろ」

『自分のお金で買えば?』

「金欠なの知ってるだろ!! 寄越せ!!」









合宿所に戻ると、出迎えてきた前原にアイスを奪われそうになり、ヒラリと避けて合宿所から閉め出した









「あれ、影山君。そのモモのアイス…」

「?」

「…ねぇ、まさか透留が買ったの?」

「はい。くれましたけど…」

「…透留、人に奢るの嫌いじゃなかった?」

『(ギクッ』









通りがかった研磨に言われ、チラリと見ると、キョトンとした研磨と嬉しそうに目を輝かせる影山がいて、『ぅ…』と声を漏らした









「お前さん、いつも思うが…気分か?」

『……………………別に』

「はいはい。図星ですね」

『違う』









ガリっとアイスを噛み砕き、キーンとするのを我慢して食堂のドアを開けると「アーーイス!!」と飛び上がってきた野生児を避けた









『………え、何』

「た、田中さん?」

「西谷、何してんの?」

「アイス、食いてぇ〜!!」

「暑いー!」

「本能に生きてるな」









よくわかんないけど、とてつもなく面倒なのは確かだ









「透留〜今から……えっ…なにこれ」

「たった今、なにがなんだか分からなくなった」

「…坂城さん、何があったの?」

『こっちが知りたい…。…カルマ、イトナいる?』

「部屋で1号いじってる」

『ふーん…。前言ってたのって、改良したのかな』

「今から試運転するんだってさ。空き地、決闘場所」

『わかった』









アイスのゴミをゴミ箱へ投げ入れ、田中さんと西谷さんを置いて階段を上り、部屋に向かいイトナたちの準備を手伝い、空き地へ行くのに玄関へ向かった









「なに、どっか行くの?あんたたち」

「ビッチ姉さん」

「今からイトナの試運転するんだってさ」

「ビッチ姉さんも行く?」

「暑いのによく行くわね…。嫌よ、ガキどもで行ってきなさい」

「だってさ」

「ま、ビッチには求めてねぇからな」

「やかましいわッ!!」

『イトナ、新改良したのって、どんなの?』

「前に言っていた駆動音を抑えて威力を上げた
これなら、いつでもイタチが襲ってきても大丈夫だ」

『襲われる前提でなのか』

11-3→←11話 アイスの時間



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お稲荷大好き(プロフ) - いやぁーいっすねー!夢主ちゃんの性格ドストライクですわ、、もちろんストーリーもですよ?      これから勝手に更新楽しみにさせていただきます!頑張ってください! (2020年8月5日 23時) (レス) id: 81eca2f435 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2020年8月5日 19時

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