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32話 スクランブル交差点 ページ50

「必ずこの者には罰を与える。だから信じて欲しい、日本の警察を」

「“エレニカさん、協力して。これ以上悲劇を増やさないためにも、あなた達の助けが必要だ“ナーダ・ウニチタジャーチ(・・・・・)””」











止めよう、プラーミャの爆弾を




コナンがロシア語で言うと、エレニカは涙を止めた













ースクランブル交差点ー











「コナンくーん!」

「コナーン!」

「どこにいるんですかー!」









静まり返ったスクランブル交差点のど真ん中で叫ぶ3人に、スケボーに乗って現れたコナンは、「お前ら!どうしてここに!?」と驚く









「話はあと。博士から預かったわ。はい、これが新しいベルトよ」

「サンキュー!」











受け取ったベルトを見た後、道玄坂の方を見ると水色の液体がじわじわと流れ、SHIBUYA109の前で文化村通りから流れてきた液体と合流してこちらに迫ってくる










「クソッ、もう時間がない!」

「あっ、こっちも」











宮益坂や明治通りを覆ったピンクの液体が渋谷駅の方へ流れてきてもう高架手前まできている











「仕方ねぇ。博士に送ったメールは見たんだよな、できるか?」

「ええ。このサスペンダーの端を持って走り…」

「ガードレールとか信号機とかに結べばいいんだよね?」

「楽勝だぜ」

「結んだら、探偵バッジで江戸川くんに合図。いいわね、みんな。行くわよ!」

「うん!」

「はい!」

「おう!」










灰原の合図でサスペンダーの端を持った4人は一斉に四方へ走り出した
スクランブル交差点のど真ん中に立ったコナンは、中心にサスペンダーが四方へ伸びていく





スクランブル交差点の真ん中に立ったコナンは、四方に伸びたサスペンダーの中心にボール射出ベルトをつけた
ピンクと水色の液体は着々と交差点に迫ってくる












(流れが速い…急いでくれ…!!)













宮益坂方向に走っていった歩美は高架下でサスペンダーを引っ張っていたが、サスペンダーがあと少しというところで届かない










「うーん!! あとちょっとなのに…わっ!」












突然、サスペンダーの縮む力が弱まって転びそうになった時「大丈夫か?」と歩美を支える大きな手があった














「平野お兄さん!」

「手伝うぜ。そこに結べばいいか?」
















そこには、サスペンダーを持った平野が立っていた

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2022年5月4日 21時

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