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「3年前の復讐をしたいなら、誘き出したあの場所ですぐに殺すはずでしょ?」

《それについては僕もずっと考えているんだ》

「爆死事件の証拠のメモは見た?」

《あぁ》

「あれが何を意味しているのかもまだわからない
だけどもう結婚式までの時間が…」













焦り始めるオレに、安室さんは《僕の友人が言ってたよ》と言った












《焦りこそ最大のトラップだって。この程度の危機、キミは何度も乗り越えてきたんだろ?》

「…………」

《健闘を祈る》











短く切って電話を終えた安室さんにオレは何も言えなかった
















「ん?コナン?」

「えっ?あ、大河兄ちゃんたち…」

「どうした、こんなところで。つーか、お前なにしてるんだ」

「あ、ちょっと…あははは…大河兄ちゃんたちは?どうしてここに?」

「あぁ。明日、ここで佐々木たちと集まる約束があってな。先に来てどこで待ち合わせするか決めてたんだよ」

「へぇ…どこで待ち合わせするか決めたの?」

「もちろんさ。あそこ、ヒカリエのあたりだよ。あのあたり、警察官も多いみたいでね。何かあったら頼りになるだろう?」

「あ、うん…」










半澤さんのニコニコした表情に釣られて苦笑いしたオレに、「にしても、お前んとこのおじさん大丈夫か?」と平野さんに聞かれた










「うん。渋谷中央病院に転院してるよ」

「毛利さん、大丈夫?娘さんも」

「おじさんも蘭姉ちゃんも大丈夫だよ」

「そうか。お大事にと伝えてくれるかな?」

「うん、わかった!」

「んじゃ、俺たちも行くか」

「そうだね」

「んじゃあな、コナン。気をつけて帰れよ」

「またねー」

「さよならー」












渋谷駅方面に向かう2人を見送り、オレは結婚式当日までにどうにかすることを考えた













(の、前に…)












おっちゃんの様子も見に行かねえとな



















ー10月31日ー









渋谷中央病院に来たオレは蘭と一緒に廊下を歩いていた










「なんだか大変なことになっちゃったね」

「うん。結婚式は村中さんとクリスティーヌさんだけでやるんだって」

「そっか。せっかくの結婚式なのに、かわいそう…」















蘭の向こう側には衝立で仕切られた休憩室があった
壁にはポスターが貼ってあって、そこにはハロウィン当日の交通規制区間を知らせるポスターが貼ってあった

27話 メモ→←26話 ナーダ・ウニチトージティ



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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2022年5月4日 21時

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