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「うわあああああ!!」

「あいつ…!すげぇな…」

「感心してる場合じゃないよ、平野!!」

「コナンくん!!」












走っていくコナンくんの足元を排水管が次々と外れ落ちていく
落ちないように懸命に走っているコナンくんを追いかけていつでも受け止めれるようにする先輩たち









その時、バキッと排水管が折れた











「うわああああああああ!!」

「コナンくん!!」

「くそっ!」

「ちょ、平野!?」














間に合わないと判断した平野先輩が落ちてきたコナンくんを受け止めてそのまま地面を転がる













「うぐっ!」

「平野先輩!」

「平野!!」












なんとか壁に激突して止まった先輩は「おい、コナン…大丈夫か?」とコナンくんに問いかけると「う、うん…ありがとう」と起き上がっていた








「よかった…」

「由美兄ちゃんも、ありがとう…」











その時、燃えた瓦礫が上から落ちてきた
ビルを見上げると黒煙がもうもうと噴き上げて火の粉が降りかかってくる












「早く逃げるわよ!」

「は、はい!」

「平野、立てる!?」

「あ、あぁ!」

「コナンくん、早く!」











ポットと自分の上着を拾って走ってくるコナンくんと共にビルから離れた














俺が呼んだ消防車が放水作業を始めた頃、俺と平野先輩、半澤先輩は「危なかった…」と呟く











「間一髪だったね」

「コナン、本当に怪我してないか?」

「う、うん…大河兄ちゃんのおかげでどこもなんともないよ」

「そうか…はぁあ、マジで焦った…」

「平野、ナイスキャッチ」

「あのなぁ…」













その時、「コナンくん!みんな!」と毛利探偵の娘さんの蘭さんが規制線の向こうに立っていた
目暮警部も一緒だ









「蘭姉ちゃん!」

「怪我はない?みんな無事!?」

「うん、なんとかね」

「あ…平野さんたち、どうして…」

「近くを通った時、宮野を見かけて声をかけたら…危ないところだったんだ」

「子どもたちに怪我はねぇけど、コナンは念の為検査した方がいいな」

「大丈夫だよ…」












平野先輩の言葉に返したコナンくんに「でも」と俺も言うと「大丈夫だって」といつものように答えてくる











「爆弾が仕掛けられていたって本当かね!?」

「本当です!」

「本当だよ!」

「本当だって!!」











子ども達が一斉に説明し始め、高木刑事が対応している中、「みゃーちゃん!」という佐々木先輩の声がした

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2022年5月4日 21時

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