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「なんだ!?」

「なにか落ちましたよ!」









まさか、と嫌な予感がしてすぐに駆け寄るとそれは大きな布だった。しかも、何かをくるんでる










「なんですか、これ?」

「みんな!協力してくれ!」

「コナンくん!」

「どういうことだよ!?」











割れた窓からコナンくんが顔を出して上着を投げている
窓から投げ捨てられたポットと布…まさか、コナンくん










「光彦くん、ポットをどかして!!」

「え?」

「必要なのはその布なんだ!みんな、両端を持って!」

「う、うん!」

「はい!」












上を見るとコナンくんは窓から身を乗り出して排水管につかまっている
多分だけど、もう少し降りてきてから飛び降りるつもりなんだ












「江戸川くん!なるべく下に降りてきて!その高さじゃあ受け止めても助からないわ!」

「ああ!」

「爆発しちゃうよ!急いで!」

「もっと早く!何やってるのよ!」

「急いでください!コナンくん!」

「もたもたおりてんじゃねー!アホー!!」

「わかってるよ!!」









半分キレながら降りてくるコナンくんを見ながら警察に連絡を入れていると「宮野?」と聞き慣れた先輩の声が聞こえた










「平野先輩!! 半澤先輩!!」

「どうし…なにやってるんだよ」

「先輩、手伝ってください!!」

「はぁ?」

「コナンくんが!」

「コナンがどうし……んなっ!? 何やってんだ!?」

「コナンくん!?」

「実は6階の部屋に爆弾が仕掛けられてて、閉じ込められたコナンくんがあそこから脱出しようとしてて」

「おい、下手して落ちたら…」

「平野、子どもたちと代わって俺たちがやるよ」

「あぁ!代わるぞ、お前ら」
















先輩2人が子どもたちと代わっていると、さっきのコナンくんがいた6階の部屋が爆発した









「コナンくん!!」

「あちっ…!!」

「コナンくん、できる限り降りてきて!!」

「無理なら飛び降りろ!受け止めてやるから!!」













半澤先輩と平野先輩が叫ぶと、激しく燃え上がった炎がコナンくんがしがみついている排水管を焼いて留め具ごと外壁から外れていく










「うわああああああああ!!」

「コナン!!」

「コナンくん!!」











外壁からどんどん引き剥がされていく排水管に必死にしがみついているコナンくんだったが、倒れていく排水管の上に立って大きく曲がる排水管の上を走った

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2022年5月4日 21時

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