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22-4 ページ18

「爆弾だ!すぐ逃げろ!!」

「「えぇっ!?」」

「コ、コナンくん!!」











オレが叫ぶと宮野さんも入ってきそうになったその時、ドアのすぐ横の壁についていた小型の機械のランプが点滅し、ワイヤーが伸びてドアの上端とつながっていた



ワイヤーが巻き取られ、ドアがバタンと閉まった












「扉が勝手に!?」

「固い…っ!開かない!コナンくん!」

(やられた!完全に罠だ…!)










宮野さんが廊下側からドアノブを回しているが、ロックされていて開かない
プレゼントなんて最初からなかったんだ。このに呼び出す口実。訪れた人を爆弾で殺すために






爆弾のタイマーを見れば、もう2分を切っていた











「爆発まで2分もない!! なんとかして脱出するから、先に降りててくれ!」

「で、でも…」

「いいから早く行け!! 宮野さん、みんなを頼む!!」

「コナンくん…。…わかった、みんな行こう」

「えっ!?」

「コ、コナンを置いていくのかよ!」

「今は江戸川くんの言うことを信じるしかないでしょ。早く!時間がないわ!!」

「みんな、早く!」










灰原と宮野さんの声に子どもたちが急かされていく










「コナンくん、必ず脱出してくださいね!」

「あぁ!」











スマホで爆弾の写真を撮り、窓側に置かれたソファに飛び乗って窓を開ける
窓枠につかまって下を覗いてみるが、途中に降りられるような場所もなく、地面までかなりの高さがある




飛び降りるのは無理だ











(このパイプを伝っていけばなんとか…)









窓枠の横にある排水管を見ていると、ふと安室さんが言っていた言葉が蘇る
たしか、爆弾の成分を分析する前に謎の爆発があって分析ができずじまいだったって…













(爆弾の構造はほぼ同じ…いけるか!?)












爆破装置が置かれた机の周りには蓋の開いたポットやハサミが落ちている





オレは上着を脱いでソファから飛び降りた














宮野side








「急いで!」

「みんな、早く!!」











コナンくんに言われた通りにみんなでビルの外に避難し俺はビルを見上げる
6階に閉じ込められたコナンくんがどうにか自力で脱出してくれると信じてはいるけど










「一体どうなってんだよ、これー!」

「江戸川くん…」

「コナンくん…」











そうだ、警察に連絡を…!






その時、バリンと窓が割れる音がして顔を上げるとなにかが落ちてきた

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2022年5月4日 21時

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