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テレビ画面に がスタジオから国際会議場の防犯カメラの映像に切り替わると、ズドオォォン……と凄まじい音と共に国際会議場で爆発が起こり、瞬く間に粉塵で覆われて画面が真っ白になった
コナン「これは……」
衝撃の映像に、コナンは思わず身を乗り出した
そして「博士!」と阿笠博士を呼びに庭へ向かう
ソファに1人残った灰原は、じっとテレビを見続けた
《現場となった統合型リゾート〈エッジ・オブ・オーシャン〉はまだ開業前だったため利用客はいませんでしたが、サミット警備の下見をしていた警察官数人が死傷したとの情報が入っています。
繰り返します。先ほど、統合型リゾート〈エッジ・オブ・オーシャン〉で大規模な爆発がありました……》
〈エッジ・オブ・オーシャン〉の全体図が映し出されたかと思うと、再び防犯カメラの映像に切り替わった
真っ白になっていた画面は粉塵が徐々に収まって、もうもうと噴き出す煙と炎が映る
一瞬、その中に人影が見えて
灰原「ッ!?」
灰原は思わず目を見張った
ー旧校舎ー
カルマ「何、これ…」
渚「ま、まさか殺せんせーが聞いたっていう爆音ってまさか!」
ガタッと立ち上がった渚はそう言うと、殺せんせーが「…にゅぅ……」と頭を抱えた
烏間「降矢さんはいるか!?」
殺「今日はお休みされています」
烏間「……そうか、君達も今サミットの爆発映像を見たと思うが、あまり騒ぎを大きくしないでくれ」
「「…はい」」
烏間「それとお前は生徒と一緒にいろ。降矢さんの安否確認は俺がする」
殺「えぇ、頼みます」
ガラッと急ぎ足で出て行く烏間に「月風ちゃん、大丈夫かな」と茅野が眉を落とした
渚「………………」
カルマ「もし、月風ちゃんが〈エッジ・オブ・オーシャン〉にいたとしたら、爆発に巻き込まれてる可能性が高い…そうでしょ、殺せんせー?」
殺「えぇ…先生が聞いたあの爆音がもし爆発音だとしたら、月風さんは爆発に巻き込まれてるかもしれません」
磯貝「そんな…!!」
ガタッと立ち上がった磯貝が「どうすれば」と考え込んだ
殺「彼女の安否確認は烏間先生に任せ、私達は彼女がいつでも帰って来ても大丈夫なように備えておきましょう」
渚(降矢さん…一体どこで何をしてるの?
家の用事って一体……)
渚は青空を見上げながら不安の気持ちを抱えながらスマホの画面を見た
そこに一瞬人影が見えた
渚「ふ、降矢さん!!?」
「「何!?」」
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年11月25日 20時