元殺し屋はヒーローになる28 (ページ25)

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“俺たちが同じ速さで…隣にいてあげられれば…！”

「しかし…」

エンデヴァーが取り出したのは、デバイスだった
それを見た瀬呂は「GPSのやつっスか？」と聞き、エンデヴァーはそれを後ろに放り投げた

ほんの少しでも衝撃があれば、中身のデータが飛ぶように設定されているからということを、青子から説明があった
そのデバイスを、放り投げたのだ

「こっ…これ!!! 借りていースか!? あのっ…俺！たまたま同じクラスになっただけスけど！」

寸前のところで瀬呂が拾い上げ、中身のデータは消えることはなかった

「僕も…1年一緒に過ごしただけ、だけど」

「ワン・フォー・オールの悩みを打ち明けてくれなかったのも、オーバーホールのことや自分のことを俺に教えてくれなかったことも、あんな手紙で納得すると思われてんのもショックだけど」

「我々A組は2人について行き2人と行動します
ワン・フォー・オールとオーバーホールがどれだけ大きな責任を伴っていようが、緑谷くんと青子くんは友達です。
友人が茨の道を歩んでいると知りながら、明日を笑うことはできません」

飯田のその言葉が、A組の言葉だった

「………外は危険だ。秩序がない。お前たちまで」

「大人になったね…轟くん…!!
私は敵の目的である2人が、雄英に戻りたがらないことを踏まえ、チームアップを是とした。でも、いいのさ、戻って来ても」

「え!?」

「合格通知を出した以上は、私たちが守るべき生徒さ」

「しかし、避難者の安全が…彼らの中にはまだ」

「何も敷地面積だけで指定避難所を受け入れたわけじゃない
彼らには私からなんとか伝えよう
文化祭に伴い、強化したが結局出番のなかったセキュリティ“雄英バリア”。その真価とともにね
いいんだよ…オールマイトだってここで育った！キミ達の手で…連れ戻してあげておくれ」

ー現在ー

一般人の、拘束が解けて、氷でディクテイターが拘束されてる

「ダツゴク確保！やりましたね、バクゴーさん！」

「大・爆・殺・神ダイナマイトじゃ！」

「失礼しましたわ！」

自由の利く体になった一般人の人たちがその場から一目散に逃げ散っていく

「みんな…なんで…」

「心配だからだよ」

「僕は、大丈夫だよ」