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「んじゃ、またな〜」
「今度は、降谷ちゃんと諸伏ちゃん誘っとく」
「おう！…ん？佐々木、どうした？」
『あぁ、降谷と諸伏を強制的に連れ出す方法としてメールを送っている』
「お前…」
まだ変わっていないのなら…
「あ、送信」
『これでまた、集まれるだろうな』
「6人だな」
『悪いが、私はしばらく外だ。あと、付き合うことは無理だな』
「なんでだ？」
『あぁ、恋人ができた』
「へぇ、恋人」
「「えぇぇぇぇぇぇぇえ!!?」」
萩原、松田、伊達が声を上げているのを無視する
「お、お久しぶりです…佐々木のお姉さん」
『小笠原…なんか硬いな』
「あははは〜」
(恋人って、弟の友達かよ…)
「梨花ちゃん、恋人って」
『秀鳴だが？』
「「デスヨネ」」
『？』
肩を落としている3人を眺めていると「なぁ、姉さん！」と服の袖を引っ張ってくる
「今度、小笠原と友達の家に行くつもりなんだけど、行ってもいい？」
『その許可は私ではなくお母さんに…』
「「お母さん」」
『ん？』
(姉さん、そういうとこだけちゃんと言うんだよな…)
秀鳴と小笠原は中学からの友達だ。そろそろ、受験勉強に取り掛かってほしいものだ
「今年のハロウィン、どうする？仮装してお菓子でも食べる？」
「はぁ？仕事だっつーの」
「陣平ちゃん…」
「2人は機動隊だから休みないだろ」
『私はその日有給を取ったから休みだ』
「え、なにするの？」
『秀鳴と一緒にお菓子作りだ』
「えっ!? じゃじゃ、トリック・オア・トリート！」
『まだ作ってないが？』
期待の眼差しを向けてくる萩原にすぐに答えると「んじゃ、本庁で！」と笑ってくる
呆れたように笑って肩をすくめて了承し、私はそのまま本庁へと戻った
お菓子を作ったものの、萩原及び松田は機動隊の仕事が詰め込んでおり、次に萩原の名前を聞いたのは…
『え…』
「爆発物処理班の萩原隊員、死んだそうですよ。爆弾解体中に」
後輩が書類整理をしながら何でもないように言った
「なんか、松田って人が転属を希望してて…」
『(ｶﾞﾀｯ』
「え…ちょっ、先輩!?」
交通部から飛び出して機動隊にいるはずの松田のところまでひたすらに走った時、横から引っ張られた
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年4月25日 10時
