検索窓
今日:10 hit、昨日:17 hit、合計:61,146 hit

14話 爆発 ページ39

ー警視庁の出入り口ー







「冗談じゃねえぞ!なんで俺がこいつらに奢らなくちゃならねぇんだ!?」

「まぁまぁ、いいじゃない。たまには」

「「ゴチになりまーす!」」

「昨日の訓練の件で警視庁に行くから、この辺で昼飯食おうって言っただけだぞ!」

「だからみんなで食べた方が美味しいじゃない」

「僕、天ぷら食べたいです!」

「私もー!」

「俺、うなぎ!うな重食いたい!」









桜田門にため息をつきながら歩いていくおっちゃんを追いかけ、歩道を歩いていると向こうから外国人男性がズボンのポケットを探りながら歩いてきた



左手に持っているタブレットに目が向く





ところどころ焦げた跡がある









「あ、ねぇ!コレ、落としたわよ」










外国人男性のポケットからメモのようなものが落ちたらしく、灰原がそれを拾って歩み寄った










「oh…」







外国人男性はかがみ込んで灰原からメモを受け取る
二言三言会話をして灰原がオレたちの方へ戻ろうとした時、タブレットの画面が突然ついた





ピーッという音に振り返ると
















ドオォォン!











「きゃああああ!!」

「灰原!!」











タブレットが爆発し、吹き飛ばされた灰原が車道へ転がっていく












「お父さん!」








おっちゃんが植え込みを飛び越え、車道に出て倒れている灰原を抱き抱えて転がり、車の影で見えなくなった時、ゴンと鈍い音がしてトラックが止まった










「おっちゃん!灰原!」

「おじさん!しっかりして!おじさん!」

「灰原!」

「私は大丈夫、でも」

「おっちゃん!」









上半身を起こした灰原がおっちゃんの体を揺すっている。おっちゃんはぐったりと地面に突っ伏して頭から血を流している











「蘭姉ちゃん!救急車呼んで!」

「う、うん!」














くそっ!なんだってこんなことに!

















数分後、警視庁前にはすぐにほうどうじんや野次馬が駆けつけて騒然となっていた
意識のないおっちゃんは担架に乗せられて救急車へと運ばれていく








「じゃあ、ボクは現場検証が終わったら阿笠博士のところにいるから」

「うん」









不安そうな蘭を乗せた救急車のドアが閉まり走り去っていく
救急車を見送るオレのそばで、灰原が佐藤刑事から事情聴取を受けていた










「すると、目の前で突然火に包まれたのね?」

「そう…」

15話 名刺→←13話 超巨大ボール



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
89人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サッカーバカ | 作成日時:2022年4月25日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。