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「あん時ゃ守り切ってやらず、すまなんだ」
「ほじくり返すんじゃねぇ」
『いや、別に』
虎さんの謝罪に気にしてませんと答えていると、緑谷は洸汰を見つけた
「手紙！ありがとうね！宝物だよ」
「別に…。うん」
『なに、照れてんの？』
「ち、違うよ!!」
「緑谷くん、夜神月さん、見てよ」
「え？」
「やっ、やめろよ」
玄関に置かれている靴は真っ赤だった
「自分で選んだんだよ。「絶対赤だ」って」
「べっ…違っ…」
「お揃いだ！」
『いーじゃん、赤！カッコいい』
わしゃわしゃと撫でてやれば照れ臭そうに笑っている洸汰
「しかしまたなんで雄英に？」
「復帰のご挨拶に来たのよ」
「復帰!!?」
「ラグドール、戻ったんですか!? “個性”を奪われての活動見合わせだったんじゃ」
「戻ってないよ！アチキは事務仕事で3人をサポートしていくの！」
オール・フォー・ワンに奪われた“個性”だが、本人は悪いと思っていると言っているらしい
いい“個性”を見るとつい欲しくなる、悪い癖だ
返したいのは山々だが、“個性”を使わなきゃならなくなる
それでもよければすぐにでも、と嬉しそうに口を動かしているオール・フォー・ワンを今の現状、何もさせないことが唯一の方法だという判断を下されたらしい
私でさえ、オール・フォー・ワンがどれだけの“個性”を持っているかなんて知らない
あいつに攫われていたにもかかわらず、だ
で、なぜこの時期に復帰かというと今度発表されるヒーロービルボードチャートJF下半期、プッシーキャッツは411位と三桁だったのだ
ヒーロービルボードチャートJFというのは、事件解決件数、社会貢献度、国民の支持率など集計し毎年2回発表される現役ヒーロー番付
すなわち、上位に名を刻んだ者ほど人々に笑顔と平和をもたらしたヒーローであることがわかるのだ
全く活動していなかったにもかかわらず、3桁の順位ということは待ってくれている人がたくさんいる、立ち止まってなんかいられないということ
「オールマイトのいないビルボードチャートかァ」
「どうなってるんだろう。楽しみだな」
『…………………………』
オールマイトがいないビルボードチャート
普通なら繰り上がりになる
『何がヒーロービルボードチャートだよ』
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サッカーバカ(プロフ) - うさぎさん» ありがとうございます！ゆっくりですが、よろしくお願いします (2020年6月20日 21時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 続編おめでとうございます。今後も楽しみです。 (2020年6月20日 20時) (レス) id: 1ab5dd9ceb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年6月20日 11時
