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指でグッドマークを作れば、飯田や焦凍たちも笑みを浮かべていた
「良かったな、緑谷くん！青子くん！」
「うん。手伝ってくれてありがとう」
『っていうか、何この甘い匂い』
「ああ、砂藤くんが今」
「おーい、みんなできたぞ」
そう言って砂藤が持ってきたのは、リンゴやイチゴ、みかん、ブドウなどのフルーツ飴だった
一口サイズに作られたカラフルポップなフルーツ飴に一同が目を輝かせた
「わあ、どうしたのそれ！」
「実はたこ焼き屋の店番やったお礼に、フルーツもらったんだよ
緑谷と夜神月がりんご飴作るっていうから、じゃあフルーツ飴にしたらみんな食べられるかなと思ってよ」
「フルーツ飴で打ち上げだよー！」
峰田のクソ下ネタを梅雨ちゃんの舌で成敗してもらい、縄で縛り上げて吊るしておいた
『爆豪かっちゃんは食べないの？』
口の中にコロコロとブドウを転がせていると、「んな甘えモン、食えるか」と毒づいてきたではないか
『んじゃ、爆豪かっちゃん』
「あ？」
『あーん』
「あ？」
小さく開けられた口の中に、尖った赤い飴を入れ込むと「…………あ？」と口の中でコロコロと転がしている
「トウガラシ飴だ」
「ヘンな気遣いしてくれてんじゃねえ！辛えか甘えかわけわかんねえだろうがぁ！」
(とか言って、飴を口から出さないお前は本当にいい子)
飴をみんなで食べながら、今日のシメをして、みんなでワイワイと騒いだ
文化祭という一大イベントが終わっても、私の心の中に巣食う闇は拭い去れない
鷹岡の件、柳沢の件、まだまだ解決すべき案件は山積みだ
(さァて、そろそろ動き出しますかねぇ)
口の中に転がっているブドウの飴をガリッと噛み砕き、闇夜に浮かぶ月を見上げる
(さて、今度はどうやって遊ぼうか)
クツクツと喉を鳴らしながら笑っていても、誰と気づかない
(でっかい問題は解決してちっさい問題は解決してないって、どういうことなんだ)
87話 ヒーロービルボードチャートJF→←86話 さらに甘い
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サッカーバカ(プロフ) - うさぎさん» ありがとうございます！ゆっくりですが、よろしくお願いします (2020年6月20日 21時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 続編おめでとうございます。今後も楽しみです。 (2020年6月20日 20時) (レス) id: 1ab5dd9ceb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年6月20日 11時
