元殺し屋はヒーローになる11 (ページ44)

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81話文化祭と趣味ページ44

ブレイキングダンスを披露しているのは、芦戸ちゃん

E組心配説教大歓迎会という名の地獄から3日経った今日、芦戸ちゃんの体の柔らかさはダンスからきているのだという話になり、それを披露してもらったのだ

「砂藤のスイーツとかもそうだけどさ。ヒーロー活動にそのまま活きる趣味は良いよな！強い！」

「趣味といえば、耳郎のもすげェよな」

「ちょ、やめてよ」

『そーだぞ、上鳴。お前のナンパ癖も趣味なんじゃないのー？』

「なんだよそれ！
耳郎のあの部屋、楽器屋みてーだったんだぜ！夜神月、ちゃんと見てないだろ？アレ趣味の域超えてる」

『あのな。自宅でタランチュラ飼ってたりする闇の深い女子もいるんだからやめとけ』

「怖いな」

そりゃあ、カエデちゃんのように巨大プリンをモニュメントとして飾るとか、磯貝のように金魚を三枚に下ろして金魚飯にしたり、片岡のようにメルヘンに走ったり、速水のように猫可愛がったりするような趣味はいいけど

あれ、趣味っていうんだっけ

「先生にも、そういった青春ありましたねぇ」

『雪村先生との悲しい悲しい失恋物語？
それとも、えろ本拾い読みしたり、水着生写真で買収されたり、休み時間狂ったようにグラビアに見入ってたり、手ブラじゃ生温いからって、触手ブラをさせろという要望ハガキを出したり、巨乳女優にファンレター送ったり、ずいぶん考えて考えて書き直してたよね』

「ヒイイイイ!!」

『セクハラ並みのだったり、熟女OLのえろ本にハマったり、女子限定のケーキバイキンに女装して入ろうとしたり、給料日前に分身でティッシュ配りに行列作って、ティッシュもらって唐揚げにして食べたり…
よかったよね。人間としてバレることなく、生物としての尊厳があって』

「夜神月…赤裸々に吐きすぎてすでに尊厳どころではないんじゃ？」

恥ずかしい恥ずかしい。と顔を染めて触手で顔を隠す殺せんせーにこれでもかと、恥ずかしい黒歴史を赤裸々に語った

使えるもんは使っていかないと、このタコは殺せない

でもまあ

(殺せんせーのいる学校生活は、かなり楽しいんだけどね)

殺して笑って泣いて、そんな生活が続けばいいのにね