元殺し屋はヒーローになる11 (ページ41)

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BOOM

『おーおー。元気あるな』

「俺を後片付けに使うたァなァ…!!
いいぜ…跡形もなく消し飛ばしてやる!!!」

『その場合、被害が出た時点で私がお前を消し飛ばす』

ガラガラと崩れた瓦礫をオーバーホールで分解しチリにする

「あの子たちがあんなに素直になるなんて！あの子のおかげです」

「…夜神月と言いましてな。人よりも、少々…辛い人生を歩んできました
彼女が言う言葉全ては重みがある。先生も、彼女の言葉を受け止めてください」

「はい…」

「あの」

『ん？』

クソガキがもじもじとしているので、『どうした？』としゃがみ込む

「生意気言って、ごめんなさい」

『…うん。素直でよろしい
お前は人を導く才能があるんだから、それを間違った方向に使っちゃダメ。これ、約束できるか？』

「………はい！」

マセガキばっかり、だけど素直な子

そんな子供たちの課題はクリアできた

「“協力して子供らの心を掌握せよ”。アバウトな課題に対し、よく努めた」

((アバウトな自覚あったんかい))

爆豪かっちゃんと共に心の中で突っ込んだ

ー夕方ー

『なんか体重いんだけど…』

「俺、考えてみたらもうあんたのこともう全然好きっス!!」

「そっか」

「つか、爆豪って黙ってればそこそこ良さげ？
黙ってみてー」

「黙ってろ」

『お前らだよ』

外に出ると、オールマイトたちが集まって敵連合の話をしていた

「今後、合同での実習も検討してくださるとのことだ！」

「次ァサシでぶちのめす」

「貴様はまだそう粗暴な言動を!! 立場を弁えろ！」

「「あんたに言われたかァねぇんだよ」」

爆豪かっちゃんと今日は息が合う

その時、スッと影がさした

「久しぶりだな、焦凍。随分変わった」

「うるせェよ」

パシッと手を叩いた焦凍は「さっき、青子になんか言っただろ」とガンを飛ばし始めた

「焦凍、青子」

『？』

「お前たちは自慢の息子と姪だ」

『………』

「ならば俺も、お前たちが胸を張れるようなヒーローになろう
父・オジはNo.1ヒーロー…最も偉大な男であると」

2人「勝手にしろよ…」