元殺し屋はヒーローになる11 (ページ5)

今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:156,861 hit

74-4 ページ5

マントを使って体を隠す

顔が見えないけど、役割的に

『今撃ったの、お兄ちゃんの補佐の玄野！絶対アイツの“個性”は受けちゃダメ!!』

「！…ありがとう」

「ヒーローのマントってカッコ付けだと思ってやした」

エリちゃんを頼み、マントに包ませてそのままにしてクロノを透過で近くまで行って殴りつけようとしたが、治崎によって妨害された

(こいつ強い…。だが、壊理たちをおいた！アレを壊してしまえば抵抗できない！)

治崎を殴り飛ばす

「ヒーローがマントを羽織るのは！
痛くて辛くて苦しんでる女の子たちを包んであげるためだ！

相手をよく見て!! 次の行動を予測する!!
一介のヤクザとは見えない身のこなしだ！
お前は強いよ治崎!! でもね!! 俺の方が強い!!」

さらに殴りつける

「もう指一本触れさせない!! 2人まとめて倒してやる!!
お前の負けだ、治崎!!」

治崎side

「寄る辺がねぇならウチにこい。小僧
名前は？喋れるか？その女の子も」

「治崎、治崎廻。こっちは」

『ちさきはな～!!』

「気安く呼ぶな。その名は…捨てた！」

「東堂組が解体させられた。形見が狭くなる一方だ」

「このままじゃいずれウチも…革新が必要だと
俺が前に話した計画…少しは考える気に」

「てめェ、あれだけシメられてまだ言うンか。人の道から逸れたら侠客終いよ、治崎
心のねェ外道に人はついてきやしねぇ…それにおめェ…妹を使うなんざ認めるわけねぇだろう
あの子はもうこの道には関わらせないと言っただろう」

「音本、撃て!!!」

投げ出したソレは

『…できた、の？』

「ああ」

『…………………そっか』

“よかったね、お兄ちゃん…”

俺は

お前にそんな顔をして欲しくなかった

“遂に完成しやしたね”

“これまでは撃ち込んでも1日2日で自然回復してしまう未完成品だった
壊理の体から離れた因子では効果が消えてしまう
効果を維持するところから始まり…随分かかった”