元殺し屋はヒーローになる11 (ページ35)

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「偉そうに語っていい立場じゃなかったっス。すいませんでしたァ!!」

《豪快にピュアだな》

『もうやだ…磯貝が恋しい』

打ちひしがれるこの精神、なんとかして欲しい

「だから言ったろ。時に暴力も必要なんだよ」

『だーかーらー！そういうのは違うって!!』

「あァー!? ウチはそーやって育てられてンだよ」

『人様の家庭も教育も口は出さないし、人様の家庭それぞれ。もっとやりようはあるんだよ』

「青子、俺がいく」

爆豪かっちゃんは焦凍に「ホホウ」と茶化し始めた

「じゃァ、見せてくれよ。てめーのやり方をよォ」

「ああ」

(大丈夫か、コレ)

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オールマイトside

「俺は焦凍に全てを託した。もちろん、青子にもだ
20歳の頃にはすでにNo.2へと登り詰めた
登ってきたからこそ、理解してしまった
俺は頂にはたどり着けないと
肩書きが欲しいだけなら貴様のようなヘラヘラと愛想も振りまいたろうさ。俺は、誰より強くなりたかった」

「………キミらしくないな」

「いいから答えろ！」

平和の象徴とは…か

「正直…なんと言えばいいかわからないな
私はこの国に象徴が必要だと信じ、ひた走ってきた
強い光…希望であり警鐘でもある。そういう存在になると誓って走ってきたよ」

「街行くみんなが不安な顔をしていたんだ。どれだけヒーローがいても犯罪そのものは減らなかった
今よりずっと…みんなが脅えていた

近くの優しさを蔑ろにして…多くを切り捨てて、私はこの道を選んだ」

「元・相棒か」

「……………………………。エンデヴァー
キミの置かれている現状…世間からの声は知っている
私とキミを比較する者も多くいる。だがキミと私は違う
私の目指した象徴を、キミもなぞることはない

キミはキミの思うやり方を、焦らず見つければいい」

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青子side

『で、アイツは何してるわけ？』

「人物紹介か」

『…天然だとは理解してたけど、ここまでとは』

しょうがない。と肩を落とした爆豪かっちゃんだけど、ケミィさんは“個性”を見せればいいと提案して、爆豪かっちゃんはその提案は自分が出そうとしたと発言した

一つ言わせろ。絶対嘘だろ