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26-5 ページ12

普段からミスが少ないわけじゃない



すぐに挑発に乗っちゃったりする




でも
















旭さんに次ぐチームNo.2のパワーと




なにより、崖っぷちに追い込まれた時にパフォーマンスを落とさないメンタルの強さ















紛れもない



エースの資質



















ズダンッ















『…(フッ』










「おーーっ!烏野のボーズ、自分でっ…及川に持ってかれた流れ切った…!!」












「うおっしゃあああ!!!」

「田中ーっ」

「ナイス」

「みんなナイスフォローあざーす!」

『ナイスキー』














得点は8-15と7点差で負けているけれど、まだ1セット目だ
どうひっくり返るかはわからない

















「今のすごかったな…」

『……ごくたまに』

「?」

『スパイカーはブロックが見える時がある』

「…?」

「どういうことだ?」















山口と縁下さんに言われて『ごくたまに』ともう一度言う

















『空中でスローモーションみたく相手のブロックが見えることがある…光が通ったように、ここに打てば必ず得点へとつながる軌跡の道筋が』

「それが田中が見えたとか?」

『スパイカーは、空中戦でその一瞬を見極めなければならない…恐ろしいですね』
















一概に全員が全員、そうとは限らない

だけど、ごく稀にそれが見えてしまう














試合は依然として7点差で、なんとなくだが烏野の攻撃が早くなってきている気がする

















『(ムーン』

「?どうしたんだ、暁」

『…うん、よし…』

「?」

『日向、例の合図、作戦変更だ』

「うほっ、もしかして新しいやつ」















日向が下がり、西谷さんが出たところでそう声をかける














「…なあ、暁」

『はい?』

「…焦ってる、よな?あいつら」

『…はい』














全体的になんとなく前のめりで攻撃やブロックなどに向いている。これは良くない流れだ
タイムはもう使い切ってしまっている。残る手段としては…



















「スピードの呪縛」

「え?」

「烏野はブロックから逃れたい一心で、つい“打ちやすさ”よりも“速さ”を優先してる。それも無意識に、しかもほんの少しずつ…でもそれって、徐々に大きなズレになっていく…」

「なるほど…でも、それって暁くんもわかってるよね?」

「まあ、アイツの場合それさえも織り込み済みってとこじゃない?」

27話 先輩のプレー→←26-4



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スミカ - 面白かったです。 (4月9日 0時) (レス) id: daf320e252 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - 続きがとても気になります…!とても楽しみです。 (7月19日 0時) (レス) @page11 id: 35aa15076d (このIDを非表示/違反報告)
チカ(プロフ) - 久々更新な気がします!嬉しい♡ (2023年2月9日 2時) (レス) @page9 id: 5eb97636a9 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー(プロフ) - 何やこれ!?面白かったです!更新頑張ってください!! (2022年7月24日 1時) (レス) id: 4b5b41fa15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2022年4月10日 11時

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