〜警察学校時代〜-5 ページ22
緑川「えっ、でも外出『知りませーん』あ、こら!」
『相坂!行くよ!』
新「ああ!」
緑川の制止を聞かずに2人は走り出した
松田「ったく…連れ戻すか」
降谷「いや、あの2人外出許可書を提出してるみたいだな」
「「手の早いやつら」」
新「うそ、だろ」
『ラッキー!』
スコアボードに50-25と表示されていた
もちろん、50を取ったのはA
新「うそだろ‼最高レベルまでクリアしやがった!」
『射撃は得意だからね』
新「なら、これだ!」
射撃ゲームの隣にあったコンピュータゲームを指差した新に、『ヒェッ…』と頬をヒクつかせた
『ま、まじ?』
新「やるに決まってんだろ」
『わ、私…それはちょっと』
新「逃げんのか?」
『や、やるわよ』
渋々コンピュータゲームをする事にしたA
新もこれなら勝てると思ったらしい
緑川「射撃ゲームの次はコンピュータゲームか?」
新「緑川さん」
松田「問題児ども」
降谷「それしたら帰るぞ」
新「はい」
『はぁ…』
WIN!
新「うそ、だろ…」
『……』
スコアボードに50-10と表示されていた
新「な、なんだよその点数!」
『仕方ないだろ‼コンピュータゲーム苦手なんだから‼』
新「射撃ゲームは得意でコンピュータゲームは苦手ってどういう理屈だよ!」
『コンピュータゲームをしてきた事のない人間に言うな‼』
家ではずっと本を読んだりしていたAは、ゲームというものに手を触れてこなかった
それは兄弟揃って
新「まじかよ…」
『だからやりたくないんだよ…コンピュータゲームは』
新「工藤の弱点見っけ」
『ゲームができなくてもいいじゃないか‼』
新「何逆ギレしてんだよ」
ゲームセンターから出た一行は、通りを歩いていた
松田「まさか成績優秀生の工藤ちゃんが、ゲーム苦手だったとはな」
『松田さん、それでいじめるのやめませんか?』
萩原「面白いかったよな」
『どうせゲーム下手っぴですよ』
べーっと舌を出して先々歩いて行くAはまるで子供である
緑川「ガキっぽいな」
降谷「あの時とちっとも変わってない」
そんな時だ
“キャァァァァア‼”
「「!」」
新「なんだ今の悲鳴…!」
『(あの喫茶店からだ…‼)』
緑川「あ、工藤ちゃん!」
走り出したAを追いかけるようにして、男達も走った
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月24日 16時