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〜小学生〜-2 ページ3

涼太「どうかしたって…何が?」

『元気ないから…』

涼太「別に…あ、工藤」

『ん?』

涼太はAの頭に乗る桜の花びらを払おうとした
だが、それは小さなナイトによって阻まれた

新一「姉ちゃんに触るな」

『新一』

涼太「…別に触ってねぇよ」

新一「触ろうとしただろ!」

涼太「触ってねぇ‼」

『こらこら、ムキになってケンカしないの!』

1年生と6年生のケンカを初めて見たAはすぐに止めに入る

涼太「ったく、先に生徒会室で仕事してるからな」

『あ、涼ちゃん「早く来いよ!」うん』

振り向きつつ不機嫌でそう言った涼太にAもすぐに行くと答えた

新一「姉ちゃん、今日入学式だろ?これで終わりなんじゃ」

『えーっとね、体育館の掃除とか片付けとか生徒会がやらなきゃいけないの、でも、委員会とかも手伝ってくれるからすぐに終わるけど』

新一「…オレ待っ「新ちゃん、帰るわよ〜」わっ!」

フワリと宙に浮いた新一は有希子に俵のように担がれた
すると、有希子は生徒会長頑張ってねーと、言い残した

新一「姉ちゃん‼ 絶対に待ってるからなっ‼」

有希子「アンタはおとなしく帰るの」

『心配しなくてもいいから、新一お家で待ってて』

新一「う〜‼」

ーーーーー
ーーー


涼太「遅いぞー」

『ごめんごめん』

生徒会室に入ったAは資料を作っている涼太の隣に座った

『涼ちゃんごめんね、多かったでしょ』

涼太「別に…お前の弟シスコンか?」

『んー…多分ね小さい頃からずっと一緒にいたから、自然とお姉ちゃんっ子になってたの』

涼太「ふーん」

『涼ちゃんはいないの?妹とか弟』

涼太「いるわけねぇだろ、ひとりっ子だっつーの」

『えー』

涼太「オレひとりっ子でいいけど…」

『寂しくないの?』

涼太「別に…っつーか」

『ん?』

トンッ と資料を机に置いてAに向き直った涼太

『な、何?』

涼太「お前、好きなやつとかいんのか?」

『好きな人?いないけど』

涼太「…気になるやつとかは?」

『んー、いないかなぁ、私には可愛い弟や妹みたいな子がいるし』

涼太「相っ変わらずのブラコンかよ‼『でもね』?」

『涼ちゃんは大好き‼』

涼太「っ‼/////」

クルリと横を向き涼太に向けた笑顔に涼太は頬を真っ赤に染め上げた

涼太「〜ッ お前、そういうのは好きな奴に言えよな」

『??』

涼太「無自覚かよ!」

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月24日 16時

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