〜警察学校時代〜-2 ページ19
『そこの爪楊枝をくわえてる人は、警察官‼目暮警部と同じですよね？』
伊達「ああ‼よく知ってるな」
『肩にショルダーホルスターしてるし、胸ポケットに手錠を入れてるのをチラリと見ましたから』
伊達「す、凄い観察眼」
『ヒロさんやレイさんにビックリしてもらうために頑張って探偵の修行しましたから！』
緑川「へー！今日はゼロ来てないんだよね…」
『え、来てないんですか？』
緑川「うん、仕事らしくてさ…」
『そう、ですか…』
落胆を隠せていないAに緑川は、スマホを取り出し、電話帳をスクロールした
松田「ん？何してるんだ？」
緑川「ゼロに電話」
萩原「え、でも連絡しても出ねーじゃん「俺なら出るはず」何その特権」
『？ヒロさん…？「工藤‼」あ、はい‼』
「今日はトイレ掃除当番を忘れてないな？」
『えっ…でも、トイレ掃除は明後日の「何かあるのか？」…何でもないです』
教官にトイレ掃除をするように指示されたAは、自分は明後日の当番だと言おうとするも、被せられてしまう
「1時間で終わらせろ、くだちゃっべっている暇があるなら、今すぐだ」
『…はい…』
それだけ言った教官は、どこかに向かった
松田「おい、『ごめんなさい、皆さん、今からトイレ掃除当番当たってるんで失礼しますね』あ、おい」
「ちょっと、ガチでするのか？」
「あんなの聞かなくていいよ‼腹いせに決まってんじゃん！」
『いいの〜、私の成績に嫉妬してる人の嫌がらせなんだもん…それなら私は受けて立つから、みんなはヒロさん達とお話しするんでしょ？
私の分まで話しててよ』
「あ、ちょ、工藤！」
「工藤ちゃん‼」
タッと走り出したAを見送った生徒達は、眉を寄せて心配した
「大丈夫かな…ずっとあんな風にしてるけど…」
「嫉妬心ってこえー」
松田「なあ、どういう事だ？」
「あ、松田さん」
「実は、A…柔道の時間に相手の奴らを投げ飛ばしたんですよ」
萩原「そうなの⁉凄っ！」
伊達「でもそれがなんなんだ？」
「…投げ飛ばされた人…学年1位だったんですけど、工藤に全ての成績を抜かれたんですよ…それの腹いせにトイレ掃除とか色んな掃除をさせてるんです」
「酷い時には1か月間ずっとトイレ掃除とかさせられてたよな」
萩原「鬼畜」
松田「じゃんけんで負けて1人でトイレ掃除してた奴が言うな」
萩原「やめろ」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2018年9月24日 16時
