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『……………?』

(…平野そっくり)

「おいこら、姫乃を睨むなっつーの。宮野、姫乃。こいつ別に悪い奴じゃねーから。ただの馬鹿だから」

『馬…あ、いや…うん…じゃなくて、あの時、の!?』










ガシッと両肩を掴まれて驚き固まっている私に「え、ええっ!?」とみゃーちゃんも驚いた









『え、えっと…あの…』

(…肩、小さい…女の子だ)

「な、なにしてんだお前おい!!!(スパーーンッ」

「痛って」

「おおおおお前、妹に手出したらマジどつくからな!」

『どついてるよ、既に』

「えー?」

「さっさとノート写しに戻れ!」

「ちぇー。あ、じゃーね、姫乃ちゃん」

『え、あ、はい…』











手を振って戻っていく佐々木とお兄ちゃんが言っていた人を見送ると「で、これなんだっけ?」とお兄ちゃんが聞いてくる









「今度の委員会議で使う資料ですよ…」

「サンキュー。つーか、委員長に捕まったの災難だったな」

「本当ですよ!もー聞いてください」

「他にも回すんだろ、さっさと行け。終わったら聞いてやるから」

「絶対ですからね、あとで話聞いてくださいよ!」

「はいはい、ほら早く行かねーと昼終わるぞ」

『はーい!お兄ちゃん、またねー』

「あぁ」














ってな感じで始まったけど…でもなんでこうなってるんだろ…











ー放課後ー






『お兄ちゃーーん』

「お、姫乃。どうした?」

『委員会で』

「…………えっ、姫乃ちゃんと平野、兄妹なの?」

「今更か」

『?』











放課後、お兄ちゃんのクラスに行くと佐々木先輩とお兄ちゃんがいた。委員長から渡された資料をお兄ちゃんに渡すと佐々木先輩が今更ながらに私とお兄ちゃんが兄妹だと知ったらしい










「小中は違うけどな」

「え、なんで?普通同じとこなんじゃないの?」

「通いたいところあったんだよ。高校もそっちにすりゃよかったのに、俺と同じとこがいいって言って聞かねえんだよ」

『別に放課後会いに行けば遊べるし』

「ホント、仲良いよな。お前とあいつら」

『新一と蘭はお似合いだからね』

「そういう問題じゃねぇんだよ。ほら、今日も遊びに行くんだろ?」

『うん』

「ほら、とっとと行け」

『はーい。佐々木先輩、さよなら』

「バイバーイ」















「………………」

「おい、手出すなよ」

「…うん」

「おい」

1-3→←1話 先輩



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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2022年4月9日 15時

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