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「青子さん」
『!!!』
「ちょっとだけ、いい、かな？」
『………』
すがるように聞いてみれば、一瞬驚いて目を見開いていた彼女は、ひどく安心した笑顔で小さく頷いてくれた
「…あまり、詳細は伝えれないんだけど…僕と切島くんと麗日さん、蛙吸さんがインターンであることに参加することになったんだ」
『うん』
「僕のこと、今までずっと支えてきてくれたキミにだから、嘘はつかずに伝えておきたいと思った」
『うん』
「…僕はまだ、キミの闇の半分も理解も紐解きもできてないけど、僕はキミの闇を紐解きができるかな…」
『…できるよ。緑谷なら…必ず救けてくれるって、信じてるから』
「青子、さん？」
『…オール・フォー・ワンに拐われたってオールマイトから教えてもらったでしょ？』
「う、うん…」
『本当は、故意だった』
「えっ…」
長い髪の毛を揺らした彼女に、僕は目を見張った
『たかが5歳の女の子が、自ら敵の懐に食い込んだ』
「そんな…だってキミは…!!」
『…緑谷』
「!!」
『お願い…救けてほしい』
「救けて…って、誰から…？
敵連合に狙われてるの!? それとも、まだオール・フォー・ワンからの脅威とかに…!?」
『そんな生半可に優しいものじゃない…。もっと、恐ろしいモノから
インターン入ってから、緑谷が思いつめてるのは知ってるし、実際…私は死にそうなぐらいそこからある女の子と逃げ出したい』
「何、言って」
『………………………また会おうよ、その時が来るまで』
「青子さん!!!!」
誰もいないそんな教室に、彼女は微笑んだ
救いを求めるその手を、僕は掴み損ねてしまったのかもしれない
『緑谷』
「！」
『インターンでの結末、どうなろうと悔やまないで』
「えっ…」
『そのインターン、死人が出る』
「………!!?」
『私が言うのはおかしいけど、緑谷があの子の闇を拭い去ってくれるのを信じてるから
私ができなかったソレを、お前がしてほしい
壊すことでしか生きられないと擦り込まれたその子に、光を与えてほしい…!!』
頭を下げ、お願いをして、彼女は去った
いや、僕達のクラスから去った
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ちかぱ - 続編待ってました((((*゜▽゜*))))おめでとうございます。楽しみに待っています。 (2020年5月18日 21時) (
レス) id: cdb9a35a2d (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 続編おめでとうございます。これからも応援しています。 (2020年5月18日 18時) (レス) id: 1ab5dd9ceb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年5月18日 17時
