66-3 ページ27
「計画の遂行に膨大な金がいる。時代遅れの小さなヤクザ者に投資しようなんて、物好きはなかなかいなくてな
ただ名の膨れ上がったお前たちがいれば話は別だ
俺の傘下に入れ。お前たちを使ってみせよう
そして俺が次の支配者になる」
「帰れ」
『お兄ちゃん』
死柄木の言葉と同時に兄に声をかけた
「ごめんね、極道くん。私たち誰かの下につくために集まってるんじゃあないの」
『！』
頭が引っ張られる
「こないだ、友達と会ってきたのよ。内気で恥ずかしがり屋だけど、私の素性を知っても尚友達でいてくれた子、彼女言ってたわ
「常識という鎖に繋がれた人が、繋がれていない人を笑ってる」」
『お兄ちゃん!!』
「チッ」
兄の手を取り、2人一緒に引っ張られる
「何にも縛られずに生きたくてここにいる、私たちの居場所は私たちが決めるわ!!」
ガン、と鈍い音がして、兄を見上げるとカリ…と指で触れた
ﾊﾞﾂﾝ
パタパタ、と赤い鮮血が弾け飛び、私と兄に飛びついた
「先に手を出したのはお前らだ」
「マグ姉ー!!!?」
「ああ汚いな…!! これだから嫌だ」
『お兄ちゃん、ごめんなさい』
額から滲み出る血をすぐに清潔なハンカチで額に当てた
なぜか私の持ち物も平気らしい
「待て、コンプレス！」
『！』
圧縮する、私と爆豪かっちゃんをさらった奴が私に手を伸ばしてくる
兄はすぐに私を反対側に引き寄せ、「妹に触るな」とまた弾き飛ばした
「ってえええ!?」
『お兄ちゃん！』
死柄木が目の前に飛び出してきて、「盾っ」と言った時、兄と死柄木の間に、盾が入った
といっても…人だ
「危ないところでしたよ。オーバーホール、お嬢」
「なるほど…。ハナからそうしてりゃ幾分かわかりやすかったぜ」
「待て、どこから!! 尾行はされてなかった!!」
「大方どいつかの“個性”だろう」
みんなが廃屋を壊して入ってきた
「遅いぞ。こいつが汚い奴らに触られるところだっただろう」
「1発外しちゃいやした。しかし即効性は充分でしたね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 451人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちかぱ - 続編待ってました((((*゜▽゜*))))おめでとうございます。楽しみに待っています。 (2020年5月18日 21時) (
レス) id: cdb9a35a2d (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 続編おめでとうございます。これからも応援しています。 (2020年5月18日 18時) (レス) id: 1ab5dd9ceb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年5月18日 17時
