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「急にごめんね？俺は夜神月尚哉、青子の義理の兄だ」
「えっ、義理の、え？」
「あはは…。青子ちゃん、必要なこと以外は喋ることないからね
あんまり人には言わないで欲しいんだ。俺たちもちょっと危ないことしてるから」
「…「も」って、青子さんも？」
「…うーん、危ないことはするなって言ってるんだけど…こればっかりはあの子がやらなきゃいけないことばっかりでさ…
俺たちはそのサポートに回ってるんだ」
近くにあった桃をむき始めた尚哉さんは、「青子ちゃんのことなんだけどね」と僕を見ずに口を開いた
「…救けに、行くつもりかい？」
「！」
僕の答えを待っているのか、尚哉さんは無言で桃を綺麗に切っていく
「そのつもりです。僕は、青子さんに大怪我を治してもらった
救けるはずだったのに、逆に救けられた
だから救けに行くんです。掴めなかったあの時の手を、今度こそ…!!」
「…そっか」
コトン、と皿に盛り付けられた桃を渡してくれて、「ありがとうございます」とお礼を言う
「青子ちゃんはね、素直に誰かに「助けて」を言えない子なんだ
キミが大怪我したのは、キミが辛そうだったから救けた。自分のことを考えずにね
たとえ自分が敵の手に落ちたとしても、今回は誰かが助けてくれるとそう信じているから、抵抗もせずに敵側に落ちたんだと俺たちは思ってる」
「俺、たち？」
「うん。俺以外にも、3人いてね
3人とも、青子ちゃんのお兄さんなんだ」
「えぇっ!?」
「もちろん、血は繋がってないけどね。
あの子がまだ何歳だったんだろう…小学校卒業の年の頃に出会ったんだっけ？
その時に出会ったんだ。全く笑わなくて光すらも宿さない瞳を持った青子ちゃんに」
「えっ…」
「今でこそあんな風に笑って俺たちと馬鹿みたいなことしてるけど、4年ぐらい前までは誰にも笑わなかったんだ
まだ俺も学生だったし、ヒーローとして働いてたのは1番上の兄さんだったからね…
救けてあげたかった、もっと早く…辛いことを幼子に見せてしまったことに、俺たちは激しく怒ったよ…
もう二度と、日の光を浴びることすらも諦めていた青子ちゃんに…幸せになって欲しかったから
日陰を一生歩く覚悟で歩いている彼女に、ギリギリのところまで日の当たる場所まで連れていくのに、4年はかかった」
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ゆぎ(プロフ) - サッカーバカさん» アザス！！お互い頑張りましょう！体調に気を付けて！ (2020年5月19日 19時) (
レス) id: e1459da1b7 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - ゆぎさん» イメージさせてもらいました！コメント、ありがとうございます。この場をお借りして言わせてもらいますが、ゆぎさんの作品読ませてもらってます！コロナの影響などもありますが、お互い頑張りましょう！ (2020年5月19日 19時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - Lunaさん» イメージさせてもらいました！個性考えるの面倒なんですよね… (2020年5月19日 19時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぎ(プロフ) - 魘夢とむいくん…！ (2020年5月18日 17時) (レス) id: e1459da1b7 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 幻夢？むいむい？ (2020年5月18日 17時) (レス) id: 50871dd8ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年5月12日 12時
