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「博士は、奪われたものを取り返しただけです
機械的に“個性”を増幅させる、この画期的な発明を………！」
「“個性”の、増幅………」
「えぇ、まだ試作段階ですが、この装置を使えば薬品などとは違い、人体に影響を与えず、“個性”を増幅させることができます
しかし、この発明と研究データはスポンサーによって没収
研究そのものも凍結させられた
これが世界に公表されれば、超人社会の構造が激変する…………
それを恐れた各国政府が圧力をかけてきたのです
だから博士は………」
『その研究を取り戻すために敵を雇い、彼らに盗ませたことにさせ、別の場所で研究を続けるつもりだった』
「「!!!」」
単純明快な答えを私が言えば、「そうです」とサムさんは頷いた
『研究を取り戻したところで、その後は考えなかったんですか？』
「後…？」
『その装置を使ったとしても、敵に奪われたら？
ヒーローたちに適正しなかったら？各国政府が凍結させたのは、その思惑があったからこその凍結だったんじゃないんですか？
今の小学生だってわかるその答えを、なぜ貴方達は理解できなかったんですか？』
「キミに何がわかるんだ!!」
『“個性”を増幅させれる装置なんて世に出回れば、敵を止める手立ても無くなってしまうかもしれない!!
そう考えるなんてこと、できなかったんですか!?』
私がそう叫べば、彼等は息を飲み下を見つめた
「こんなのおかしいわ………」
「メリッサさん……」
「私の知ってるパパは、絶対そんなことしない！
なのに……なのにどうして………！どうして……」
「…………オールマイトのためだ…」
『？』
その言葉に眉を寄せていると、「お前達は知らないだろうが、彼の“個性”が消えかかっている」とデヴィットさんは言った
「だが、私の装置があれば元に戻せる
いや、それ以上の能力を彼に与えることができる
ナンバーワンヒーローが……平和の象徴が……再び光を取り戻すことができる！
また多くの人たちを救けることができるんだ！」
『……………未来に託すなんてこと、考えたことないんですか…』
出会ったヒーローに憧れを抱くのは当たり前で、彼もその1人なのだろう
『ここにいる未来のヒーロー候補生がいるのに、彼等が平和のために戦うのに力をつけているのに、あなたはたった1人のヒーローに託して、どうするんですか』
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世阿弥 - とても面白いです！！ これからも頑張ってください！！ (2020年12月14日 23時) (
レス) id: 6e54989a60 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - とても面白いです。2人の英雄、本当に感動しました。応援しています。 (2020年5月12日 2時) (レス) id: 1ab5dd9ceb (このIDを非表示/違反報告)
ちかぱ - いつも楽しみに見ています。ところでサッカーバカさん、46-4が抜けていますよ? (2020年5月11日 18時) (レス) id: cdb9a35a2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年5月10日 23時
