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ほれ、と2人にナイフを投げ渡すとグニュンと緑谷が曲げた
「切れない？」
「ゴム製のナイフ？」
『それすごいでしょ？スプレーで本物っぽくして使ってんの
トーシローから見たら本物に見えるし、私が塗ったわけじゃないしね』
塗り方を菅谷に聞いたけど、私ができるようなもんじゃなかった
『それより、腕は？』
「大丈夫よ」
『よし…。なら行こう』
「えぇ！」
階段を上がっていくと、「来たぞ！」と踊り場で待ち構えていた手下たちがライフルを連射してきた
『喧嘩売ったこと、後悔すんなよな』
「あ、おい！」
ライフルを連射する男の手からライフルを奪い取り、奴等のギリギリのところで乱射すると、縮み上がって失神した
「よ、容赦ないわね…」
『ほら、早く』
階段を上って、200階の通路に出るとより一層気を引き締めた
周囲の様子を伺いながら、誰もいないのを確認して駆け出す
「メリッサさん、防御ルームの場所は？」
「中央エレベーターの前よ」
『ストップ』
「んぶっ」
角まで走り、気配を察知して立ち止まると「ど、どうしたの？」と鼻の辺りを押さえた緑谷に『誰かいる』と答えた
「パパ…？」
「本当だ……！」
『………律』
《はい》
『あそこ、誰がいる？』
《保管庫です。中には、デヴィットさんとその助手の方です》
『なんだってあんなとこに…』
眉を寄せていると緑谷が「もしかして」と口を開いた
「敵に連れてこられて、何かをさせられている？」
「救けないと！」
「はい」
『待った』
「「！」」
『敵がいた時のためにいざという時のためにメリッサさんにこれ渡しとく』
「これは？」
メリッサさんに渡したのは携帯型のスタンガンだ
『このボタン押せば電流が流れる
大丈夫、人を気絶させるぐらいの威力しかない。何度でも使えるから躊躇わずに』
「…わかったわ」
携帯型スタンガンを受け取り、慎重に3人で保管庫へ向かうことになった
ブロックのようなボックスが壁に敷き詰められて天井にまで続いている保管室で、敵に連れてこられたであろうデヴィットさんがプロテクト解除を続けていたのか、パッと顔を明るくさせている
「コードを解除できた。1147ブロックへ」
「は、はい！」
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世阿弥 - とても面白いです！！ これからも頑張ってください！！ (2020年12月14日 23時) (
レス) id: 6e54989a60 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - とても面白いです。2人の英雄、本当に感動しました。応援しています。 (2020年5月12日 2時) (レス) id: 1ab5dd9ceb (このIDを非表示/違反報告)
ちかぱ - いつも楽しみに見ています。ところでサッカーバカさん、46-4が抜けていますよ? (2020年5月11日 18時) (レス) id: cdb9a35a2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年5月10日 23時
