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『………………アッシュ、お前も今から屋敷に行くぞ』
「は？俺道を」
『俺が運転してやるから。ほら、助手席に移れ』
「お、おい！」
「叶兎」
『ん？』
アッシュを奥に押し込めている俺に、大和は「秀鳴、待ってたよ」と言う
俺はゆっくりと視線を逸らし『わかってる』と言う
『とにかく、屋敷に行くぞ。そこで総会もする』
「御意」
バンッとドアを閉めてエンジンを掛け直し、アクセルを踏んで車を転がした
しばらく走ってから着いた場所に「ここ、お前の？」とアッシュが驚くようにフロントガラスの奥に映る屋敷をまじまじと見て言った
『あぁ。俺が生まれた時に先先代のクソジジイがな。ここは俺だけの屋敷だ。親父の屋敷はトロントにあるよ』
大きな屋敷の門の前で車を停めると、ギィッと大きな音を立てて開く
車を動かして正面まで動かすと、「坊っちゃん！」と由嘉が出てきた
「お待ちしていました！日本人のお連れ様はお部屋に通しています。お会いしますか？」
『いい。秀鳴は？』
「お部屋で待っておられますよ。お会いになりますか？」
『あぁ。誰も部屋に入れるなよ』
「了解しました」
『車、車庫に入れて点検してくれ』
「はい」
『アッシュに風呂と温かい飯、寝床を用意してやってくれ。傷の手当ても頼む』
「御意」
運転席から降りて引き戸を開けて中を突き進む
行き慣れた部屋の前で立ち止まり、襖を開ければ月明かりに照らされた浴衣姿の秀鳴が座っていた
「おかえり、くろちゃん」
『………………………』
ニッコリと穏やかに笑う秀鳴を見て、俺は静かに部屋の中に入る
『秀鳴…』
赤子のように手を伸ばして秀鳴に触れれば「なぁに？」とへにゃりと笑う
あぁ、だめだ…依存にも似た気持ちが溢れ出てくる
『抱いて、いいか？』
「うん、抱いて」
するりと浴衣の下に手を滑り込ませる
温かい肌が直に手のひらに感じて、そのまま首筋に鼻筋をつけて唇を落とす
くすぐったそうにくぐもった声を出した秀鳴に、どんどん気持ちが溺れていく
浴衣を止める帯を引いて取り、布団の上に優しく倒す
「くろちゃん、忘れちゃうくらい抱いて…」
甘く誘惑に満ちたその言葉に誘われて、俺はゆっくりと覆い被さった
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一ノ瀬 潤 - ぇぇえええ！！！今日めっちゃ出すやん！！！嬉しすぎる！！！無理しないで欲しいけど！！！！ (2022年7月10日 22時) (
レス) id: de4baf91a8 (このIDを非表示/違反報告)
一ノ瀬 潤(プロフ) - もうガチで一気読みしたくなるぐらい面白すぎるわ……最近暑さが増しているので熱中症には気をつけてくださいね！応援してます！ (2022年7月3日 14時) (レス) id: de4baf91a8 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 一ノ瀬 潤さん» 今後の展開で明らかになっていきます！よろしくです！ (2022年6月16日 10時) (レス) id: b3a011a5a0 (このIDを非表示/違反報告)
一ノ瀬 潤(プロフ) - お父さんの服装って和服ですか？ (2022年6月12日 13時) (レス) @page14 id: de4baf91a8 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 一ノ瀬 潤さん» ありがとうございます！！！本当にチマチマと書いてるので、更新遅めですがよろしくお願いします！ (2022年6月7日 9時) (レス) @page9 id: b3a011a5a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年5月31日 7時
