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「ショーター！お前の敵はここだ！さぁ来い!!」
俺から再び奥村くんに視線を戻したショーターは頭を抱えて殺意に顔を歪め始めた
「ショーター、ダメだ!!」
『ショーター！』
「逃げろ英二！逃げるんだ！」
ガチャンッと鎖が揺らしてなんとか抜け出そうとする俺の目の前に冷たい鉄の塊が現れた
「弾は1発きりだ。忘れるなよ」
オーサーの手に握られていたのは、トカレフだった
それを俺の足下に置いていく
「うわっ！」
『！』
声が聞こえて顔を上げれば、奥村くんが尻もちをついていた
そんな彼を馬乗りで覆いかぶさったショーターが、首を押さえて地面に押さえつけていた
「うおおおおおおおおおおお!!!」
「やめろぉおお！」
『ショーター!!』
アッシュの叫びと俺の叫びが同時に響くと、ガクンッと俺は前につんのめた
考える間も無く俺は手を伸ばし、銃を拾った
なんの迷いもなく、セーフティーを外してトリガーに指をかけ照準を定めて引いた
ドン、という低い音が響き、ショーターの背中から胸を一気に貫く弾丸が撃ち込まれた
ショーターの手からカラン、とナイフが落ちてゆっくりとそのまま奥村くんの上に落ちていく
「ショーター…！ねぇ、返事してよ！ショーター、ショーター…うぁあ…っああっ…！」
目を閉じて穏やかに死んでいるショーターを見て、俺は自分の両手を見つめた
トカレフを落とし、声も出せず、ただただ兄弟を手にかけたこの手を見つめた
「叶兎…」
『ぉ…れは』
なんてことを、なんてことをしたんだ…
「ハ……ハハハハ、殺しやがった！ざまぁみやがれ！」
親父の部下が素早くレバーを戻し、俺は両手を引かれ磔刑の姿になる
無抵抗に吊るされた俺はただ、自分のした行いを頭の中で何度も再生した
「たいした兄弟だな。ショーターもさぞ喜んでるだろうぜ？どうだ、兄弟を撃ち殺した気分は？どうなんだよ、ええ!? お坊ちゃんよぉ、自分以外の人間はゴミなんだろ!?」
オーサーの言葉ひとつひとつが、俺の胸を突き刺し締め付けていく
「叶兎！叶兎、おい！」
「叶兎！聞いてるのか、叶兎！」
「叶兎くん！」
誰かが俺のことを呼んでる
そんな声よりも、俺は…
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一ノ瀬 潤 - ぇぇえええ！！！今日めっちゃ出すやん！！！嬉しすぎる！！！無理しないで欲しいけど！！！！ (2022年7月10日 22時) (
レス) id: de4baf91a8 (このIDを非表示/違反報告)
一ノ瀬 潤(プロフ) - もうガチで一気読みしたくなるぐらい面白すぎるわ……最近暑さが増しているので熱中症には気をつけてくださいね！応援してます！ (2022年7月3日 14時) (レス) id: de4baf91a8 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 一ノ瀬 潤さん» 今後の展開で明らかになっていきます！よろしくです！ (2022年6月16日 10時) (レス) id: b3a011a5a0 (このIDを非表示/違反報告)
一ノ瀬 潤(プロフ) - お父さんの服装って和服ですか？ (2022年6月12日 13時) (レス) @page14 id: de4baf91a8 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 一ノ瀬 潤さん» ありがとうございます！！！本当にチマチマと書いてるので、更新遅めですがよろしくお願いします！ (2022年6月7日 9時) (レス) @page9 id: b3a011a5a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年5月31日 7時
