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「片側をワックスで上げて固めて、リップグロスを薄らと塗って…アイラインも少しだけ入れるぐらいかな〜」
『親父好みってか？チッ、反吐が出る』
「コラコラ。綺麗なお顔が台無しだよ。ほら、スマイルスマイル」
『ほい、ひへぇほ』
頬をぶにーっと引っ張ってくる昭輝は「変な顔っ…」と吹き出して笑いやがる。おい、笑うなら思い切り笑えよ、なんだよその地味笑い
「じゃあ、とりあえず髪の毛とかしていくね。…うーん、何回も染めたりしてるからやっぱり傷んでるね。相変わらずケアとかしないんだね」
『何日も染め続けたりするからな』
「せっかく、奥様と同じ髪色なのに」
『…………染めたくないけどな、本当は』
「…後悔してるの？」
『…いや』
くしでとかれた自分の髪の毛がワックスで片側をあげられていくのを見て、俺はまた仮面を被る
リップグロスを薄らと塗っていき、アイラインを入れれば微妙に顔の色が変わる
『おぉ…』
「急ごしらえだから、すぐに崩れちゃうかもしれないからね。その時は、何とかしてね」
『まぁ、飯食うだけだしな』
「そっか。じゃ、これに着替えてね」
『…………タキシードぉ？』
「ここは西洋だからね。和服ではないからね」
『チッ…』
「ほらほら。タキシードに似合う髪型にしたんだから！」
『…はあ』
小さくため息を吐きながらワイシャツとパンツ、ジャケットを着て革靴も履く。髪型が少し乱れたから整えて…
「うんうん！相変わらずいい男だね、叶兎は」
『褒めても何も出ないからな』
「素直に褒めてるのに」
ｺﾝｺﾝ
「！」
「失礼します。叶兎様、ディナーの準備ができました。食堂までご案内します」
『わかった。昭輝、行ってくる』
「うん、行ってらっしゃい。こっちのことは任せてね」
『あぁ』
ボストンバッグの中にヘアドライヤーやアイロンをしまい込んでいる昭輝に頷き、部屋を後にした
コツンコツンと革靴の音が絨毯に響く
『ショーターと英二はどこにいる』
「あとで会えるそうです」
『…………』
ゴルツィネの部下が丁寧に教えてくれたが、後で会えるとはどういうことだ？
俺が眉を寄せてそのまま案内されるがままに行くと、重厚なドアが開けられた
「ほぉ…」
「なっ!? 誰だ…!?」
「え、誰？」
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一ノ瀬 潤 - ぇぇえええ！！！今日めっちゃ出すやん！！！嬉しすぎる！！！無理しないで欲しいけど！！！！ (2022年7月10日 22時) (
レス) id: de4baf91a8 (このIDを非表示/違反報告)
一ノ瀬 潤(プロフ) - もうガチで一気読みしたくなるぐらい面白すぎるわ……最近暑さが増しているので熱中症には気をつけてくださいね！応援してます！ (2022年7月3日 14時) (レス) id: de4baf91a8 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 一ノ瀬 潤さん» 今後の展開で明らかになっていきます！よろしくです！ (2022年6月16日 10時) (レス) id: b3a011a5a0 (このIDを非表示/違反報告)
一ノ瀬 潤(プロフ) - お父さんの服装って和服ですか？ (2022年6月12日 13時) (レス) @page14 id: de4baf91a8 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 一ノ瀬 潤さん» ありがとうございます！！！本当にチマチマと書いてるので、更新遅めですがよろしくお願いします！ (2022年6月7日 9時) (レス) @page9 id: b3a011a5a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年5月31日 7時
