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ドカッとおじさんぬの腹に蹴りを入れる
「…たかが１発…。攻撃しなくては永久にここを抜けれぬぞ」
「どうかな〜。あんたを引きつけるだけ引きつけといて、その隙にみんながちょっとずつ抜けるってのもアリかなと思って」
親指で後ろを指差すカルマを睨みつけるおじさんぬに、私はフッと柔らかく笑う
『…安心しなよ。そんなコスいことは無しだ。今度は私たちから行くからさ』
「あんたに合わせて正々堂々、素手のタイマンで決着つけるよ」
喧嘩の構えと空手の構えでおじさんぬに向かう
「いい顔だぬ、少年少女戦士よ
お前たちとならやれそうぬ。暗殺家業で味わえなかったフェアな闘いが」
ダッと走り出したカルマが足蹴りをしたが、おじさんぬはそれを腕でガードし、間髪入れずに拳を何発も入れ、おじさんぬの足を思い切り攻撃した
「くっ…」
『！』
脚を庇って背中を見せたおじさんぬに、『チッ…』と小さく舌打ちをした
走っていくカルマが拳を構えたが、ブシュッという紫の煙が現れた
「一丁あがりぬ」
「え…」
「は、あのガス…」
ふらりと体を傾けたカルマを掴んだおじさんぬ
「長引きそうだったんで、“スモッグ”の麻酔ガスを試してみることにしてみたぬ」
「き…汚ぇ…。そんなモン隠しもっといてどこがフェアだよ」
「俺は一度も素手だけとは言ってないぬ。こだわることにこだわりすぎない
それもまたこの仕事を長くやっていく秘訣だぬ
至近距離のガス噴射、予期してなければ絶対に防げぬ」
ﾌﾞｼｭｯ
おじさんぬの前に紫の煙が現れた
「な…なんだと…」
『奇遇だね。私たち同じこと考えてた』
おじさんぬがカルマの顔を掴んでいる腕に体重をかけないように手を置き、逆さまの状態からガスを噴射した
ふらつくおじさんぬが懐からナイフを取り出したのを見て、復帰早々のカルマがナイフを拳で落とした
『ハーイ』
ﾄﾞｯ
おじさんぬの肩を押さえるようにして床に叩きつけ、関節をしっかりと抑えた
「ほら寺坂、早く早く。ガムテと人数使わないとこんなバケモン勝てないって」
「へーへー。お前らが素手でタイマンの約束とか、もっとないわな」
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麗(プロフ) - 38ページ マシン ではなく ミシン ではないでしょうか?? (2020年11月20日 0時) (
レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 菖蒲さん» 嬉しいです！ありがとうございます！！！！！一気読みなんて嬉しい限りです！他作品もご愛読ありがとうございます。ものすごく嬉しいです。応援ありがとうございます、ゆっくりですが頑張ります！！！！！ (2020年6月6日 9時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
菖蒲(プロフ) - コメント失礼します！この作品のクロスオーバーの仕方(？)がすごく好みでシリーズ最初から一気に(今のところ)全て読み終えました（笑）作者名を見ずに読んでいたのですが、まさかの作者さんの他作品も愛読させていただいてまして……今までもこれからも応援してます (2020年6月4日 22時) (レス) id: 7d78be5d60 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 美波音さん» うわああああん！ありがとうございます！！！遅くても早くてもコメントは大歓迎です！！ありがとうございます。これからもチマチマ、ドタバタよろしくお願いします (2020年5月12日 17時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
美波音(プロフ) - サッカーバカさん！いつも見てます！コメしようか、ずっとどうしようか考えてたのでやっとコメントできました！（ほんとはもっとはやくしたかった）サッカーバカさんの、後身ペースが、すごくうれしいです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年5月12日 12時) (レス) id: 1ec3c9f906 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年5月7日 12時
