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ページ37

緋山side

びくっ

緋「名取!?」

ほんの少しだけ動いた手

それは名取が間違いなく自分自身の力で動かした

自分の意思で生きたいと思ったのかもしれない

緋「あ、藍沢に連絡!」

急いで胸ポケットにしまっていたシーバーを取り出し、藍沢に連絡する

緋「藍沢!今名取の手が少しだけ動いた!意識戻るかもしれない!」

藍『分かった、すぐ行く』

緋「名取!分かる?私の声聞こえたら手を握って?」

名取の手に私の手を絡んで、名取が反応するのを待つ

ぎゅっ、

弱々しく握られた私の手

そして徐々に名取の目が開いた

緋「名取、分かる?」

名「……ひ、やま先生、?」

酸素マスクをしているせいか、久しぶりにしゃべったせいかいつもより喋りずらそうだ

緋「名取……良かった」

そこまで言うと部屋に入ってきた藍沢と白石

藍「はぁっ、はぁっ、名取!」

名「あいざわ先生……どうしたんですか、そんなに慌てて笑」

白「名取先生、大丈夫?どっか痛いとことかない?」

名「いえ、特にはないですけど、」

緋「お腹とか痛くない?呼吸して苦しいとか」

名「……大丈夫ですよ?」

藍「今の所は大丈夫そうだ。明日詳しく検査する」

緋「もしそれで異常がなかったら?」

藍「どっちにしろ、足が骨折してるし肩も怪我している。入院はしてもらう」

名「入院……」

白「仕事のことは大丈夫よ。今はゆっくり体を休めて?体調が回復したら救命に戻ってきて」

名「分かりました、色々すみません……」

緋「……藍沢、白石、ちょっと2人だけにしてくれない?」

話したいことがあると付けたし、部屋には私と名取だけになった

静かな部屋に2人の沈黙が続く

私は先にこの沈黙を破った

どうしても言いたい言葉があったから

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アーリー(プロフ) - メロンさん» 了解です!! (2018年4月29日 7時) (レス) id: a7b4c09da9 (このIDを非表示/違反報告)
メロン - 付け足しで名取先生を助ける時、藍沢先生が女装名取先生をお姫様抱っこする場面をいれてほしいです!何回もすみません! (2018年4月29日 6時) (レス) id: 7b0b77d907 (このIDを非表示/違反報告)
アーリー(プロフ) - ☆りんりん☆さん» ホントですか!?嬉しいです!!またリクエストお願いします! (2018年4月28日 23時) (レス) id: a7b4c09da9 (このIDを非表示/違反報告)
☆りんりん☆ - リクエストめっちゃ良かったです!なんか自分が思ってた以上にすごくて感動してるレベルです。ホントにありがとうございました!これからも頑張ってください!応援してます。 (2018年4月28日 23時) (レス) id: 4d0655b176 (このIDを非表示/違反報告)
メロン - ありがとうございます!ほんっとにうれしいです(^o^) (2018年4月28日 14時) (レス) id: 7b0b77d907 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アーリー | 作成日時:2018年4月14日 17時

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