･ ページ5
緋山side
私は名取の手を取り、優しく語りかけた
緋「名取、私と出会った時のこと覚えてる？最悪だったよね笑 あんたずっとスマホ使ってるし、指示出さないと動かないし……ほんとにさ、こんなやつで大丈夫かなって思ってた でもいつの間にか私の隣にはあんたがいたんだよ。 救えなくて悲しい時も、救えて嬉しい時も、一番分かちあえたのはあんたなんだよ… 私の隣にはあんたしかいないの！このまま目を覚まさないなんて絶対に許さないから！」
その時、名取の意識反応に刺激があった
緋「名取！？」
ゆっくりと名取の目が開かれた
緋「名取、分かる？」
名「ひやま、せんせ…？」
消え入りそうな声だけどはっきりとそう言った
緋「名取……良かった」
名「おれ、なにしてました？」
緋「覚えてなくていいよ。もう全部忘れた方がいい」
優しく前髪を撫でながら答える
なんか可愛いななんて、
名「そういえば、事故は」
緋「大分落ち着いてきた 」
名「……こんな大事故の時に俺、何してんだろ」
緋「名取？」
名「俺、親父と約束してたんです。」
緋「約束？」
名「緋山先生が周産期医療センターに戻るまでは翔北にいていいって。でも緋山先生は周産期医療センターに戻る。だから俺、親父の病院に戻ります」
緋「え、そんな！なんでそんなこと！」
名「もういいんです。こんな怪我、親父に知れ渡ったらどっちにしろ連れ戻されるから」
緋「……嫌だよ」
名「え？」
緋「私やっぱり周産期医療センターに戻らない。」
名「は？緋山先生何言ってるんですか」
緋「私の大好きなメンバーがバラバラになるのは嫌なの！前みたいに皆とヘリに乗りたい」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 335人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「有岡大貴」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくら(プロフ) - すみません！もう一個リクエストいいですか？名取先生が肺気胸になってしまうというリクエストもお願いします。名取先生は病院嫌いってことでお願いします！ (2019年7月29日 12時) (
レス) id: 516100e975 (このIDを非表示/違反報告)
アーリー(プロフ) - イチゴキャンディーさん» 分かりました！！できるだけ更新します (2018年7月16日 10時) (レス) id: a7b4c09da9 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴキャンディー - 高杉×入江短編集のやつの更新楽しみにしてます！！ (2018年7月15日 0時) (レス) id: 82dc7523f8 (このIDを非表示/違反報告)
アーリー(プロフ) - 由真さん» リクエストありがとうございます！書かせていただきます！ (2018年7月8日 18時) (レス) id: a7b4c09da9 (このIDを非表示/違反報告)
由真(プロフ) - リクエストの続きで、名取先生の症状が急激に悪化して、｢急いで家族を呼んで下さい！｣という状態になったとき、藍沢先生が、最後の賭けで未承認の治療法を実施して、奇跡的に名取先生が助かる話をお願いします (2018年7月8日 7時) (携帯から) (レス) id: 49bfd89e96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アーリー
| 作成日時：2018年6月19日 20時
