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すり抜けるはずの壁にハリーが勢いよくぶつかり､カートを止められなくなったロンとAが重なるようにずっこけた
コケた時にニフラーがローブから飛び出し､空中を舞った
「おい！何をやってるんだ！」
ニフラーがロンの頭にポトんと落ちたと同時に､駅員が不審そうにこちらを見て言った
「すみません…カートが言うこと聞かなくて､」ハリーはとっさに答えた
駅員がさると3人は徐々に嫌な汗をかき始めた
「どうして通れないんだろう？」
「分かんない…何故か入口が閉じちゃった…」Aが壁をペチペチと叩いた
次の瞬間、焦る3人の耳に11時を知らせる鐘が鳴り響く
「ああ汽車は11時発だ!!乗り遅れちゃったよ！」ハリーが言った
「とにかく車のそばで待ってようよ」Aが冷静に言う
間もなくロンが目を見開いた
「車…??」
キングス・クロス駅の前に車を停めたあるマグルの男は､自分の目を疑う
道を走る車が空を浮遊しているではないか
車内ではニフラーがAのポケットの中をちょろちょろ動き回っていた
「ロン､まずいよ!!マグルは空飛ぶ車を見慣れてないんだから…!!」ハリーが震えながら言った
ロンは情けない声を出しながら透明ブースターを起動させた
「A､後ろは大丈夫？」
ハリーが心配している
Aは後部座席で2人の間に顔を出す形で座っていた
「大丈夫､ロンの運転の方が心配だよ」
「それは僕が1番思ってるさ…」とロン
数十分飛ばし続けた時､ついに透明ブースターがイカれてしまった
低空飛行に切り替え汽車の線路の上を3人は通過する
「とにかく汽車に追いつかなくちゃ」
「そんなに遠くないはずだよ」
Aの言った通りどこからか汽車の汽笛が聞こえる
「近くみたいだね!!」とロンが言った時､
3人はハッとした
汽笛が後頭部から聞こえてくるではないか
ハリーと半泣きのロンとAが一斉に後ろを振り返った
『アァ─────ッ!!』
3人は雄叫びをあげた
そこにあったのは激しい汽笛と共に車に迫り来る汽車
慌ててロンが急カーブしたものの運転が不安定になり車の中を3人はゴロゴロと回転した
その時ドアがバッと開き､ハリーの身が投げ出された
唯一の命綱はドアを握りしめた腕のみ
助けようとするロンの手は汗で滑りやすくなってしまっていてどうにもならない
「ハリー!!」
Aが手を伸ばした
「A…!!」
ハリーがAの手をしっかりと握った
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Luna riddle(プロフ) - 今までで1番更新を楽しみにしているお話です！ドラコ推しなのでドラコとの絡みがあってもうほんっっっとに助かります！！ドラコ堕ちだったら嬉しすぎますがどんなお話になっても楽しめそうです！！！素敵なお話ありがとうございます！！❤️🤍 (1月30日 22時) (
レス) @page26 id: 3318266b0c (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 魔法生物、ズーウー出して欲しいです(笑) (8月29日 12時) (レス) @page42 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ39で、主人公の名前が変換されてない箇所があります。 (7月21日 18時) (レス) @page39 id: ba491fb673 (このIDを非表示/違反報告)
モフフサ - 作品の更新楽しみです (7月20日 22時) (レス) @page37 id: 92225f0aae (このIDを非表示/違反報告)
ささみだよ(プロフ) - すごく面白いです！1日ですべて読んじゃいました、、、！更新待ってます！頑張って下さい！ (2023年3月22日 4時) (レス) id: d190ff09f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2022年8月14日 19時
