第2章《フローリシュ・アンド・ブロッツ書店》 ページ12
「Aちゃん怖い思いをさせて本当にごめんなさいね
3人に無理やり起こされたんでしょう？怪我は無い？？」
先程の形相がころりと変わりいつもの愛想なよいおばさんだった
「いえ､えっと……私が行きたいって言いました。無理やりではないんです…ごめんなさい」
Aが深深とお辞儀をする様に3人は尊敬の眼差しをむけた
「まぁ!!それは本当なの??ダメじゃない！とても危険な事なのよ！気をつけなさい」
3人に比べれば赤子のくしゃみ程度の説教にAは少しほっとした
おばさんはまたハリーにあいさつすると家へスタスタ入っていった
「A､あんな事言わなくてよかったんだぜ？俺らなんてしょっちゅう怒られなれてるんだからさ」ジョージが言った
「そうだよA､無理やり起こしたのは変わりないんだから」
「いいんだよロン。それに3人に比べたら私なんて注意程度だったし､言っちゃあれだけど楽しかったわ」
そう言うと3人はほっとしたように笑った
椅子に座るとウィーズリー夫人はあちこちガチャガチャいわせながら行きあたりばったり気味に朝食を作っていた
息子達には怒りの眼差しをなげつけ､フライパンにソーセージを投げ入れた
時々低い声で「おまえたちときたら､一体何を考えてるのやら」とか「こんなこと絶対思ってもみなかったわ」とぶつぶつ言った
「貴方達のことは責めていませんよ」
ウィーズリー夫人はフライパンを傾けてハリーとAのお皿に8本も9本もソーセージを滑り込ませながら念をおした
そのとき､ネグリジェ姿の小さな赤毛の子が台所に現れたと思うと「キャッ」と小さな悲鳴をあげてまた走り去ってしまったのだ
「ジニー」ロンが小声でささやいた
「妹だ。夏休み中ずっと君のことばっかり話してたよ」
「みんなおはよう!!」
赤毛の長い緑のローブを着た男の人が入ってきた
アーサー・ウィーズリーだ
「大変だったよ､抜き打ち調査が9件も」
「調査？」ハリーが聞いた
「パパの仕事は魔法省の､マグル製品不正使用の取り締まりさ､パパはマグルに興味津々なんだ」
アーサーは椅子に座ると隣にいるハリーをまじまじと見つめた
「おや君は？」
「すみません､ハリーと言います。ハリーポッターです」
ハリーの名前を聞くとアーサーは驚きと感動したような素振りを見せた
「いつ来たんだね？」
「今朝ですよ
昨夜息子達が貴方が魔法かけた車でハリーを連れてきたんです」
おばさんがため息をつきながら言った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1052人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Luna riddle(プロフ) - 今までで1番更新を楽しみにしているお話です！ドラコ推しなのでドラコとの絡みがあってもうほんっっっとに助かります！！ドラコ堕ちだったら嬉しすぎますがどんなお話になっても楽しめそうです！！！素敵なお話ありがとうございます！！❤️🤍 (1月30日 22時) (
レス) @page26 id: 3318266b0c (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 魔法生物、ズーウー出して欲しいです(笑) (8月29日 12時) (レス) @page42 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ39で、主人公の名前が変換されてない箇所があります。 (7月21日 18時) (レス) @page39 id: ba491fb673 (このIDを非表示/違反報告)
モフフサ - 作品の更新楽しみです (7月20日 22時) (レス) @page37 id: 92225f0aae (このIDを非表示/違反報告)
ささみだよ(プロフ) - すごく面白いです！1日ですべて読んじゃいました、、、！更新待ってます！頑張って下さい！ (2023年3月22日 4時) (レス) id: d190ff09f3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：遊子 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2022年8月14日 19時
