第10章《ノルウェー・ドラゴンのノーバード》 ページ30
「ハーマイオニー､試験はまだズーッと先だよ？」
Aがハーマイオニーの分厚いノートを見ながら言った
「十週間先でしょ。ズーッと先じゃないわ。ニコラス・フラメルの時間にしたらほんの1秒でしょう」
ありがたくないことに先生達もハーマイオニーと同意見なようで山のような宿題が出て
「こんなのとっても覚えきれないよ」
とうとうロンは音を上げ羽ペンを投げ出した
「あー…イーリス､インクの無駄遣いしちゃダメ…スピネルおとなしくポケットの中に…」
Aは『魔法論』の教科書を顔に置きペットの監視もしながらで上の空だった。『魔法史』と『魔法論』が嫌いなAにはそろそろ限界が来ているようだった
「ハグリッド！図書館で何しているんだい？」ロンの声にハリーとAは視線を向けた
ハグリッドがバツが悪そうにモジモジしながら現れた。背中には何か隠している。モールスキンのオーバーを着たハグリッドはいかにも場違いだった
「いや、ちーっと見てるだけ」
ごまかし声が上ずってたちまちみんなの興味を引いた
「お前さんたちは何をしてるんだ？まさか､ニコラス・フラメルをまだ探しとるんじゃないだろうね」
「そんなのもうとっくの昔にわかったさ」
ロンが意気揚々と言った
「それだけじゃないよ。あの犬が何を守っているかも知ってるよ。『賢者のい──』」
「シーッ！」
ハグリッドは急いで周りを見回した
「そのことは大声で言いふらしちゃいかん。お前さんたち､まったくどうかしちまったんじゃないか」
「ちょうどよかった。ハグリッドに聞きたいことがあるんだけど､フラッフィー以外にあの石を守っているのは何なの」ハリーが聞いた
「シーッ！いいか
──後で小屋に来てくれや。ただし､教えるなんて約束はできねぇぞ。ここでそんなことをしゃべりまくられちゃ困る」
「じゃ､後で行くよ」とハリーが言った
ハグリッドはモゾモゾと出ていった
ハグリッドが背中に隠していたものが気になっていたロンが､ハグリッドのいた書棚を突き止め本をどっさり抱えて戻ってきた
「ドラゴンだよ！」
ロンの声にナーバスな気持ちになっていたAが一変して目を輝かせた
「ハグリッドはドラゴンの本を探していたんだ。ほら見てご覧。『イギリスとアイルランドの
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てぃろ(プロフ) - 今まで見た作品の中でナンバーワンです♥応援してます (9月29日 2時) (
レス) @page50 id: 8ee66f076b (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ13で、「ニンバス2000」が「ニンバ2000」になっています。 (2023年2月21日 15時) (レス) @page13 id: ba491fb673 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - ありがとうございます！続き楽しみに待ってます！ニュートやテセウス、ティナも出てきて欲しいです(笑) (2022年8月14日 6時) (レス) @page50 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 続き楽しみにしています！ズーウーやピケット出してほしいです！(笑) (2022年6月5日 6時) (レス) @page10 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ これからも無理のない範囲で頑張ってください！！ (2022年6月1日 18時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2022年5月28日 10時
