二話 ページ3
｢堤、大塚さんたち応援席で男子応援してるけど行かないの？監督からも言われてるみたいだよ。｣
『私はいいや。どっちも応援しない。みゆきちゃんも一緒に観る？音駒好きなんでしょ。』
｢え、もしかしてバレてたりする？｣
『うん、音駒っていうか福永さんが好きなんでしょ。だからって音駒の応援席で応援する訳にもいかないからね。一緒にコソコソ観ようや。』
あの後結局母親たちの元へは行かなかった。
どの道あっちは話しかけてくるだろうし、自分から行くのはかなり恥ずかしい。なぜ梟谷である私が井闥山の応援席に行かなければならないのか。
堤Aがいるって騒がれてしまう。
聖臣くんのことはあまり人に話したくない。無駄に詮索する人は嫌いだ。
『どっち勝つと思う？』
｢えぇ…音駒に勝って欲しいけど、いつも通りいけば梟谷だよね。福永さん頑張れ！｣
『ふふっ、福永さんとはどこまでいってんの？』
｢エッ！？どこまでって…デートまでだけど。｣
『あ〜、たまに遊んでくれない時があるのはそれか』
合宿で生まれた恋らしい。
なんでも福永さんと一緒に練習していく内にだんだん惹かれていったんだと。アッチもアッチで彼女のことは嫌いじゃないだろうし、告ればいけると思う。
『…まぁ確かに、普通なら木兎さんたちだけど。あの人はいつどうなるか分からないじゃない。十分音駒の可能性も捨てきれないよ。』
｢！！だよね、きっと勝てるよね！｣
｢俺は梟谷だと思うけど？｣
｢『！？』｣
突然話に入ってくる男が一人。
目を見開いてそちらを向けば、楽しそうに笑っている。この人はこういう所がある。
『古森さん。急に話に入ってこないでください。びっくりしちゃうでしょうが。』
古森｢ごめんごめん。堤たちの背中が見えたから。みゆきちゃんは恋してんだね。いいこと聞いちゃった｣
｢聞いてたんですか！？内緒ですよ？｣
古森｢分かってる分かってる。｣
古森元也。
ナンバーワンリベロと呼び声の高い実力者。
聖臣くん繋がりで少しだけ面識がある。
いつも余裕そうな笑みを浮かべて私たちを小馬鹿にしてくる。この人は食えない、
『古森さん次でしょ。聖臣くん行っちゃったよ。』
古森｢アイツが早いだけだからいーの。｣
『…あっそ』
古森｢相変わらず素直じゃないねぇ。可愛い｣
『あっ、触んないで！』
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まりも(プロフ) - ピポ爺さん» そうですね、どんどん加速してってます(笑)肝試し！！良いですね〜、堤ちゃんはやっぱりお化けサイドでしょうか？それとも驚かされる側...？めっちゃ迷いますね。リクエストありがとうございます！絶対書きたいと思います！ (2020年4月24日 21時) (
レス) id: 0de810db1e (このIDを非表示/違反報告)
ピポ爺 - 堤ちゃんの暴れっぷりがすごいですねwいつも爆笑してお腹痛いですwwリクエストで「合宿肝試し大会!!」みたいなの見たいです!これからも更新頑張ってください!!長文失礼しました。 (2020年4月24日 21時) (レス) id: ead179c42c (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ぱるさん» 侑くんなら本当にやりそうだなぁと思って(笑)リクエストの件了解しました！確かにいつも止まらない堤ちゃんが怒られてるとこ見たいですね(笑)なんだかんだ甘やかされているので。リクエストありがとうございます！絶対書きたいと思います！！ (2020年4月24日 18時) (レス) id: 0de810db1e (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - 侑女ドッキリに爆笑しましたwwリクエストなんですが、合宿で大暴れしすぎて北さんとか大地さんといったオトン？オカン？メンバーにこってり絞られる堤ちゃんが見たいです！更新頑張って下さい！ (2020年4月24日 17時) (レス) id: 2eff38e9c1 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ロアさん» 絶対堤ちゃんはレポート出してないですからね(笑)やっぱりセッターズと絡ませたいですよね〜。顔面国宝ばかりで大好きです(クズ)堤コスプレ計画もお任せ下さい！リクエストありがとうございます！絶対書きます！ (2020年4月24日 15時) (レス) id: 0de810db1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりも | 作成日時：2020年4月15日 6時
