三十六話 ページ37
黒尾「おい堤!タイミングミスったならすぐソフトに切り替えてシャットは諦めろ!」
『ウィッス!』
黒尾「リエーフ!!またバンザイになってる!」
灰羽「うぅ、はい!!」
黒尾「ツッキージャンプ流れてるよっ」
月島「はい!」
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『よくプレー中に喋って噛みませんよね。尊敬します。』
黒尾「いやそこ?内容について言ってくれる?」
『ふふ、ちゃんと感謝してますよ。黒尾さんにブロック教わってから、ブロック楽しいと思えるようになったし。最近はその髪型についてなにも思わなくなってきました。』
黒尾「なんだ、この嬉しいんだか嬉しくないんだか分からない気持ちは。」
『まぁでも、あんな寝方してたらそりゃあそうなりますよね。』
黒尾「エッ見たの?」
『孤爪さんの寝顔写真を撮りに行ったときに。』
黒尾「ちょっとうちの研磨いじめるのやめて!!」
黒尾さんの隣に並んで歩く。
私たちの前には木兎さんや赤葦さんたちがいる。
丁度彼らに飽きてきたのでこっちに来たのだ。
普段はからかったりする事が多いけれど、私はちゃんとこの人も好きだし、尊敬している。
彼の将来のことはなにも分からないけれど、学校の教師なんて似合うのではないかと勝手に思う。
教え方や人とのコミュニケーションが上手だ。
私には無いものをたくさん持っていると思う。
黒尾「次の合宿は参加すんのか。」
『残念ながらほかの学校にお誘いを頂きまして、はるばる宮城まで遠征することになってるんです。だから今回の合宿が最後ですかね。私たちは。』
黒尾「そうか。それは体育館が静かになりそうだ。」
『私たちは代表決定戦で会えますよ。他の学校は…東京体育館ですかね。』
黒尾「はっ、行けっかねー?全国。」
『トーナメント表見させてもらいましたけど、音駒は今回全然可能性があると思いますよ。空き時間に見に行きますね。応援します!』
黒尾「そんなこと言って、自分の方は大丈夫なの?これで負けてたら笑いもんだよ?」
『んふふ、そんな冗談面白くないですよ?
___私たちにはてっぺんをとる覚悟があります。インターハイで誓ったんです。だから黒尾さんも全国決まったら応援来てくださいネ!』
先輩たちに一番長くバレーをさせてあげるんだから。
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孤爪「え、次アイツ来ないの。やった」
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美麗(´-ω-`)(プロフ) - まりもさん» レスありがとうございます!私赤葦君が最推しなので贔屓してる場面もあると思うのですが、ここは赤葦君が合ってると思います!このような素敵な作品に出会えてよかったです!これからも応援してます!!! (2020年4月15日 10時) (レス) id: 3b71026251 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ロアさん» いえいえ、コメント凄く励みになります!最後の場面はかなり悩んだのでそう言って貰えるととても嬉しいです。最後だけはかっこいい赤葦くんが書けたんじゃないでしょうか?いつもキャラ崩壊している赤葦くんばかりだったので(笑) (2020年4月15日 1時) (レス) id: 0de810db1e (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - 美麗(´-ω-`)さん» 私自身もお気に入りの場面なのでそう言って貰えて嬉しいです!早く続編の方も作りたいと思うので、是非楽しみに待って頂けたらと思います!! (2020年4月15日 1時) (レス) id: 0de810db1e (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - 美麗(´-ω-`)さん» うわぁ〜!コメントにお気に入りまでありがとうございます!最後のシーンは赤葦くんしかいないなと思ってまして...。全ての高校で比べてもやっぱり赤葦くんと木兎さんの繋がりが一番深いように感じて堤ちゃんの気持ちも分かると思うんですよね。 (2020年4月15日 1時) (レス) id: 0de810db1e (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - フェルさん» そう言って貰えて嬉しいです!やっぱりにろちゃんは難しいですね〜。生意気で悪なのにキャプテンでチャラいとか...そこがいい所なんですけどね!コメントありがとうございます!! (2020年4月15日 1時) (レス) id: 0de810db1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりも | 作成日時:2020年4月5日 18時