【HQ】高校バレー界の問題児とは

五話 ページ6

『離せよ変態、無理やりのやつが好きなの？どうしたの？お前も欲求不満なの？』

｢俺はお前と(練習が)したいだけだ。欲求不満じゃねぇ。｣

『欲求不満じゃねぇか！！私とシたい？それならてめぇの[＿＿＿自主規制＿＿＿]』


現在、私は一人の男に腕を掴まれ、動けない状態にある。嫌だと言っているのに離さない、このしつこいモテそうでモテなそうな男のヒントを皆様にお教えしよう。

あ、その前にここに至るまでの経緯を喋らせてもらってもいいだろうか。



＿＿＿30分前の事だった。


地獄の午後練(キャプテンはめっちゃ楽しそうでした)が終わり、噂の合同自主練習。

ついこの前当日に決めると木兎さんに言ったものの、大して他の高校を覗いたわけではなかったので、木兎さんでいっか、木兎さんと遊んでやるか、みたいな気持ちで彼を探していたのだ。

てっきり一番人の多そうな第一体育館にいるものだと思っていたけれど、それが違ったみたいだ。
そこにその姿はなかったのである。

踵を返して第二体育館ヘイヘイヘーイ！！なノリで向かおうとしたその時だった。

私の手首を掴んだ者が一人。


＿＿＿＿＿＿



と言ったわけ？で現在の状態に至るという点では理解していただけただろうか。

それでは、この男の子は誰？


『ヒント1 絶対指長い』



『ヒント2 アヒル口』



『ヒント3 最近センター分けになっちゃったけど、私はＶ字の方が好きでした。』


さぁ、誰でしょう？

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