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俺にとって君って(赤緑) ページ10

※ナナマガリ探偵事務所パロ

赤side

赤「ただいまー……誰かおる?」

いつも通り事務所に帰ってきたら、

赤「ぇ、神ちゃん!?」

ソファーに横たわっている神ちゃんがいた

赤「ちょ!神ちゃん!どうしたん!」
緑「ん、んん…?」

赤「…ってなんや。寝とるだけか。」

でも安心しちゃいけない。
神ちゃん抜けてるとこあるというか、
真面目なんやけどたまに危ない。

目を離したらすぐ怪我しちゃいそうで。
ま、いつもは流星がついてくれてるんやけど。

…そう考えると神ちゃんと2人きりになるって
なかなかあらへんな。

赤「とりあえず毛布………ないな…」

仕方なく自分が羽織っていたジャンバーを
かけてあげる

「ぅうっ…」って唸るもんだから起こそうか迷ったけど、寝起きの神ちゃんは意識はっきりしてないから、流星がいないとどーにもできない。

とりあえず、自分もコーヒーをいれ
神ちゃんが寝てる反対側のソファーに座る

ふと、昔のことを思い出した。




赤『…なに、してるの?』

『えっと、怪我しちゃって』

赤『え?!大丈夫?早く治療…

お母さんは?お父さんは?誰かおる?』

『…一人。と、いうか。まじで誰もおらへん。』

赤『へ…?』

『家出してきた』

赤『そ、そうなんや…』

この子、まだ高校生やんな…制服着とるし…

赤『…君、探偵に興味はある?』

『え?』

赤『…来るか?うちの事務所。』





神ちゃんを拾ったのって俺やねんな…
神ちゃんが来てすぐ、流星が来て。

神ちゃんと流星は息が合うみたいで
すぐ仲良くなった。

俺は……俺、もしかして神ちゃんとあんま
仲良くない…?

い、いやでも普通に話しとるし…
プリンのことで喧嘩するし…

神ちゃんにとって、俺ってなに…?

拾ってくれた人?親のような存在?
でも、歳はそない離れてへんしな…


緑「…んっ、……しげ…、?」

赤「あ、起きた?」

今の声に出てないよな…

緑「……あ、しげのジャンバー…ごめん…ありがと、」
赤「いや、気にせんで」

緑「……」
赤「……」

寝起きとはいえ、気まずいな

緑「しげ俺ね…」
赤「?」
緑「夢見た。しげとあった日の夢。」
赤「え…」

緑「…そういえば、あんまり深く話したこと無かったね。

その頃、自分的に色々限界な時期で、
家族は何も悪くないのに勝手に家出してきちゃって、
家族警察に行っちゃったんだって」

赤「え?大丈夫だったんそれ」

緑「俺、こっそり話してきた。
高校退学して、探偵事務所で働くって」

2→←表に出さない(橙青)



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作者名:奥沢。 | 作成日時:2021年1月1日 8時

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