俺だってたまには(赤緑) ページ8
緑side
…………いや、眠い。
最近有難いことに仕事多かったからな。
明らかに寝不足や。
今楽屋は俺一人。俺だけ雑誌の撮影終わるのが早かってん。
まぁ、まだみんなは帰ってこないだろーし
寝よ。
____________________
赤「たっだいまー!!!」
うわっ、、うるさいやつが帰ってきた…
まぁええわ。寝たふりしよ。起きるとめんどくさい。
赤「あれ?神ちゃん寝てるん?」
そうそう、寝てるから静かにしててくれや。
赤「………かわええ。」
…は?
赤「昔からやけど、ほんまかわええな自分。」
何言うとるん。可愛いけどさ。
赤「疲れてたんやろ…無理せんでや…」
…やっぱ、しげには適わんな。
なんか、そろそろ申し訳なくなってきた。
起きるか。
緑「…しげ、」
赤「うぉあ!!神ちゃん!!!お、起きたん?」
緑「うん、」
赤「い、今の…聞いてた…?」
緑「…何?今のって」
赤「いいいいいいや!なんでもない!忘れてや!」
緑「…ふふっ、大丈夫。無理してへんよ。」
赤「そ、そう…………って!やっぱ聞いてたやん!!!!いつから?!なぁどこから?!?!」
緑「えっと、しげが「たっだいまー!!」って言ったところから」
赤「いっちゃん最初やんけ……ってとこはもしかして…!」
緑「可愛ええやろ?俺。」
俺の今の表情はしげにとったら、小悪魔…ってところだろうか。
赤「ぁぁぁぁぁぁぁあ!!!わ、忘れて!まじで!忘れて!!!」
緑「どーしよーかなぁ?」
赤「うっ、神ちゃんのいじわる…」
緑「ごめんてw
…………あのさ、俺、たまにはしげに甘えたい。」
自分でも思ってないことを口にしてしまう。
赤「……」
緑「…や、やっぱなんでもない!ごめん…」
赤「…ええで。」
緑「え?…うわっ、」
しげが俺のことを引きつける。
赤「たまには甘えろや。いつも無理しすぎやねん。
全く…やっぱり神ちゃんには俺がおらんとダメやな」
緑「うるさい、しげだって俺がいなきゃすぐ落ち込むくせに」
赤「それとこれとは別や」
緑「何が別やねん」
赤「……………お疲れ様。」
しげの暖かい手の温もりを感じながら、
俺は目を閉じた。
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作者名:奥沢。 | 作成日時:2021年1月1日 8時