幸せな時間を。【JW 短編集】 (ページ21)

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その声は想像以上に甘くて
先程の焦りのような雰囲気はなかった。

やっぱ、しげは優しい。

俺の事を第1に考えてくれてて、頭の回転も早い。
確かにしげなら……

緑「でも、そこまで甘えるのは…」
赤「甘えろ。てか神ちゃんは我慢しすぎやねん
嫌なことは嫌って、怖いことは怖いって言ってええんやで」

そう言って微笑むしげにまたもドキッとしてしまう。

緑「………分かった。じゃあそうさしてもらう。」
赤「ん。決まりな」

そして今日から俺はしげの家に帰ることになった。
初めて入るこの家に少しドキドキ感を抱えている。

赤「なんもないけど、どうぞ」
緑「お邪魔します」

それは言った通り、ほんとになんもない部屋だった。良くも悪くもしげらしいというかなんというか。

まぁ居心地は悪くなかった。

ガチャン

しげが鍵を閉めたであろう音が部屋に鳴り響く
ふと体に違和感を感じ腕を見てみると

鳥肌が立っていた。

だが自分では特に何も感じなかった。
気づきもしなかった。

それは危機の合図だということを。

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この話、自分的に書いてて既視感あったんですけど
なんか似てる作品ありましたかね？

どなたかがこういうの書いてたよーってのがありましたら教えてください消しますので

多分続きます。